【唐澤貴洋殺す】雑談★52【銀行口座ポア】【ツイ教徒晒し】 【イノシシ】 (1001)

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979 - 一般カタルーニャ人 2023/03/27(月) 13:55:19.25 ID:JiQvwcQz0

明石薫「どうすりゃいいんだ…

東京港区、法律事務所steadiness唐澤ホールで迎えた黒い幽霊戦
先発ティムが大量失点、ヒュプノも勢いを見せず惨敗だった
スタジアムに響く隊員のため息、どこからか聞こえる「ノーマルは全滅だな」の声
無言で立ち去り始める隊員達の中、6年後の女王(クイーン)明石は独りベンチで泣いていた
小学生編で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今のB.A.B.E.Lで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」明石は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、明石ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って皆本に謝らなくっちゃな」明石は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、明石はふと気付いた

「あれ・・・?誰かがいる・・・?」
ベンチから飛び出した明石が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの隊員だった
千切れそうなほどに応援旗が振られ、地鳴りのようにover the futureが響いていた
どういうことか分からずに呆然とする明石の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「カオル、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った明石は目を疑った
「み・・・皆本?」 「なんだ薫、居眠りでもしてたのか?」
「あ・・・葵?」 「なんや薫、かってに前線に進みはって」
「し、紫穂・・・」  明石は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:皆本光一 2番:桐壷 3番:野上 4番:ティム 5番:三宮 6番:明石 7番:兵部 8番:筑紫 9番:久具津隆
暫時、唖然としていた明石だったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
中根からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する明石、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている明石が発見され、野上と三宮そして吉田と村田は病院内で静かに息を引き取った