168 - [´・ω・`] 44.tor-exit.nothingtohide.nl 2024/02/15(木) 21:21:35.35 ID:WoeRLauQ0
1月25日にガトウィックからメノルカ行きの飛行機に乗った18歳(当時)のインド系英国人青年がチャットで「俺はタリバンのメンバーだ、飛行機を爆破する」と書き込んだ結果、スペイン空軍の戦闘機がスクランブルする事態となったのですが、仲間内のプライベート・チャットの書き込みだったのに「何故か」英諜報機関からスペイン諜報機関に警告が飛んだ、というところがなんというか色々アレで。
たぶん「タリバン」とか「飛行機を爆破」で引っかかったんでしょうけど、スペインの裁判所は「公になってないチャットでの書き込みなので無罪」としました。
https://www.reuters.com/world/europe/spanish-judge-clears-british-teen-menorca-flight-bomb-hoax-charges-2024-01-25/
たぶん「空港の無料wifiの通信を傍聴するならするで、ちゃんと確認すりゃ判ることだろ」という英に対する気持ちが表れてる気がしますw
もちろん非公開チャットでの発言なら無罪というわけではないですが、2017年に判明した独軍「フランコ・A」事件に関連した極右組織「ハンニバル」でのプライベート・チャットでの極右的発言の数々(特に要人暗殺に関する発言)も最終的には無罪にはなってたので(身分詐称や火器隠匿など関連する違法行為が多過ぎたせいもあるでしょうが)、まあ通信の秘密って大事だよねという気も。
*むろん今回の件では英側から「どのようにその情報を得たのか」の説明は無いわけでw
*「フランコ・アルブレヒト」事件では、独軍現役士官(極右組織「ハンニバル」のメンバー)が2015年にシリア難民として難民申請出して受理され、フランス籍を得て社会保障を受けながら独軍に勤務し続けていることが2017年に判明して(しかもその契機がオーストリアからの旧式ピストル密輸未遂)えらいことになったんですが、そこから芋蔓式に軍からの武器盗難・隠匿や「Xターク(Xデイ)」という左派議員暗殺計画(メンバーには独特殊部隊KSKの隊員が複数)があったことが判明。さらに逮捕者が出たものの、暗殺計画のほうは結局無罪/取り下げで終わりました。
プライベート・チャットで政治的不満と妄想を垂れ流してただけで有罪には出来ない(行動まで出てないため)、ということで。スペインの件と似たような感じですね。
でも結果的にはKSK解体その他の独軍内部での右殴り激化(独軍はほんとに左派の攻撃に弱い)を招くことになり本来の意味以外でも「なんてことしてくれた」状態にorz
https://de.wikipedia.org/wiki/Fall_Franco_A
*スペインでのスクランブルの事例、「旅客機内から合法的(?)に戦闘機の写真を撮る手段」として広まったりしないだろうな、などと思ったりしましたが(スワッティングみたいに。「スクランブリング」とか?)、流石に「プライベート・チャット内での不穏な会話を諜報機関に傍聴して貰う」は敷居が高いかw