【高橋嘉之番外編】瀧口徹★1【株式会社バリューラウンジ顧問弁護士】 (174)

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91 - 一般ノルウェー市民 2019/09/18(水) 00:48:22.23 ID:JmdbXuFC0

「瀧口提督、いらっしゃいますか?」「居るぞ、入れ。」「失礼します。」
そう言って当方(53)は執務室に入る。
今日の秘書艦は弁護士吉田蘭弁護士のはずだが
すでに仕事を終えて部屋に帰ったのか姿は無かった。瀧口提督一人なら好都合である。

「…何か用かな?」
いつもと変わらない表情で瀧口提督は問いかけて来た。
ずるいと思う。昨晩あんな告白をしておいて至って平静なのだ。これではこれから思いを伝える当方(53)の方が緊張してしまう。

「…なかなか恥ずかしいものですね。思いを伝えるというのも…」
思わず瀧口提督から顔を背けてしまう。これで瀧口提督と晴れて恋人同士である。
他の瀧口提督LOVE勢の事を考えるとまだ問題が無いわけでは無いが、
まぁ後の事は後で考える事にして今は彼と恋人同士になれた事を喜ぶとしよう。
「昨日は俺の方がそれをやったんだ。嘉之(53)がやらないというのも少々ずるいと思わないか?」
少々意地の悪い顔をして瀧口提督が言う。
「…意地悪…」
「俺が悪かったよ、そう拗ねるな…」

「…瀧口提督…恋人同士といったらアレですよね。」
多少は反撃しても構わないだろう。当方(53)は唇を瀧口提督に向ける。
「…」
「…悪いと思ってるならそれなりの謝意を見せてくださいよ。」
「…分かった。」
当方(53)は軽く口付けしてくるくらいに思っていたが、瀧口提督は当方(53)の事を抱き寄せやや強引に唇を合わせてきた。
だが、こういうのも悪くないと思う。