604 - 玄界灘ゴムボート発狂 2020/08/21(金) 07:46:05.71 ID:W2zcJLEe0
明日はハサカラSNに慰謝料請求。日立研究所から独立し、鬼瓦からの自立を目指す当方は自分で交通費を出す。当方は節約も兼ねてゴムボートを利用して海を渡ることにした。
ゴムボートの利用は初めてだったので荒川の周辺は騒然、搭乗するさいにみんなから冷ややかな目で見られてしまった。
冷ややかな視線に大学時代を思い出す。「自分はCEOだ、こいつらとは違う」とそう思いこみ、嫌な気分をかき消した。
当方が乗るゴムボートはタタミ1畳分だ。値段で選んだのは失敗だった。狭いシートに尻が痛む。
到着するまで寝ようと思ったが近くにダイナンギンポがいるということもあり緊張して寝られなかった。
そこで当方は小腹を満たすためにゴムボートに乗る前に買った青イソメを食べることにした。
ガサゴソとビニールから青イソメを取り出し口いっぱいにほおばる。たまらない。
付着した海水の塩分が濃かったのと船内が乾燥してるせいもあってLサイズのコーラはあっという間に空になった。
腹を満たしてしばらくするとゴムボートは玄界灘へと漂流していた。 どうやら潮の流れに流されてしまったらしい。
なんとか進路を変えようとゴムボートを動かそうとしたのも束の間、当方の頭に凄まじい激痛が走った。
玄界灘のイキのいい巨大ダイナンギンポが当方に噛み付いたのだ。
「うもーーーーーーーﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞ当方の人生破滅したーーーーーーーーパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパしだからしだはだしだよりしだりこしだんかしだしだだだだだだあああ
しちしちしちぱ」
齢五十四にもなる男の奇声が玄界灘の海底でこだました。