1 野に咲く名無し@転載禁止 (ecb66H) 2023/09/13 20:18:19 ID:F9FKo2eQ
秋刀魚も高くなっちゃったねぇ…🤡🎈
ジェスターが子供の頃なんて魚出されると肉食べたいなと思ったもんだけど価格が逆転するとはね…🤡🎈
さ、特製ハンバーガーセットを食べてついでにお話を聞いておゆき…🤡🎈
過去ログ
http://kako.sannan.nl/test/read.cgi/livetulip/1691739998/
http://kako.sannan.nl/test/read.cgi/livetulip/1691820282/
https://kako.sannan.nl/test/read.cgi/livetulip/1692009056/
http://kako.sannan.nl/test/read.cgi/livetulip/1692358786/
http://kako.sannan.nl/test/read.cgi/livetulip/1692524665/
https://kako.sannan.nl/test/read.cgi/livetulip/1693099533
http://bbs.punipuni.eu/test/read.cgi/vaporeon/1693306858/
10 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:29:53 ID:F9FKo2eQ
やっぱり生活が苦しい坊やが多いようだねぇ…🤡🎈
そんな坊やたちが癒やされるように今日はおねショタのお話だよ…🤡🎈👩❤👦
22 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:43:41 ID:F9FKo2eQ
最近になって、
👨「あの女の話さぁ、もうおおっぴらにしちゃっていいよ」
とRさんから連絡があった🤡🎈
26 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:47:33 ID:F9FKo2eQ
Rさんは小さい頃からスポーツ少年で、特にバスケが好きだったそうだ。
部活は当然バスケ部を選び、勉強もそこそこにバスケ三昧の毎日を送っていた🤡🎈✋🏀
30 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:49:05 ID:F9FKo2eQ
日程は3泊4日。校区からさほど離れた山ではないが、親は不在、小学生としてはかなり大きなイベントだと言えた🤡🎈
31 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:49:25 ID:F9FKo2eQ
それまで日帰りの遠足しか経験のないRさんも同年のチームメイトも、3泊などまったくはじめての体験だった🤡🎈
33 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:50:16 ID:F9FKo2eQ
大人の運転するバンに乗り、山を登っていく。高い山ではない。が、緑の多い山だった。
森の中、ぽっかりとひらけたところに、少年自然の家はあった🌲🏚🌲
34 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:50:39 ID:F9FKo2eQ
👨「ガキの目ってのを差し引いても、結構大きい建物でさぁ。うわぁここでバスケすんのかぁ、ってテンション上がったのを覚えてるよ」
36 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:51:29 ID:F9FKo2eQ
到着したらまず全員で管理人さんへの挨拶、部屋割り、荷物を置いて着替えて、さっそく体育館へと向かった。
いつもとはまるで違う環境での練習は新鮮で、最初の走り込みからもう面白くて仕方なかったとRさんは言う🤡🎈
37 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:51:49 ID:F9FKo2eQ
あっという間に夕方になり、晩ごはんを食べ、騒ぎながら風呂へ。先生やコーチにうるさいぞ! と苦笑されつつ、自分たちの部屋へと戻った🤡🎈
40 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:52:56 ID:F9FKo2eQ
早く寝ろよ! とコーチに言われたのを尻目に、
「いや寝ねーし」「何する? 何する?」「電気つけてるとバレるしなぁ」
などと布団の中でふざけ合いつつ計画を練っているうちにひとり、ふたりと寝入っていく。思ったよりも疲れていたらしい🤡🎈
44 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:56:09 ID:F9FKo2eQ
というか、同室で寝ていたKというヤツを、あとの6人が明らかに避けている。当のKはなんということもなくバスケをしている🤡🎈
47 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:57:16 ID:F9FKo2eQ
どうしたんだろ? とRさんは思った。何かあったとしたら昨晩だが、寝ていたのでよくわからない。
ひとりを捕まえて、尋ねた🤡🎈
48 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:57:40 ID:F9FKo2eQ
「なー、なんか昨日、Kと何かあったん?」
聞かれた方はちらっ、とKの方を見て、「あの、後で。後でな」と囁いた🤡🎈
49 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:58:00 ID:F9FKo2eQ
やはりKが何かしでかして、他の連中がそれを見たか巻き込まれたかしたらしい。
おねしょ……? などと考えてみるも、そういう避け方でもない。どことなく、怖がっている感じがある🤡🎈
50 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:58:22 ID:F9FKo2eQ
おねしょ……? などと考えてみるも、そういう避け方でもない。どことなく、怖がっている感じがある🤡🎈
51 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:58:45 ID:F9FKo2eQ
しばらく経ってから、うまい具合にKが別のグループに混ざりはじめた。Rさんはすかさず2、3人を呼び止めて、「なんかあったん?」と聞いた🤡🎈
52 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:59:17 ID:F9FKo2eQ
「……お前、やっぱ寝てたんだ」と言われた。
「起こそうかなと思ったけど、メッチャ寝てたからな……」とも言われる🤡🎈
53 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 20:59:42 ID:F9FKo2eQ
考えてみると昨夜のRさんは、入り口に近い布団で寝ていた。件のKくんは、窓に近い布団だった。
そういえば深くグッスリ寝ちゃったなぁと思いつつ、で、どうしたの? と重ねて尋ねた🤡🎈
54 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:00:19 ID:F9FKo2eQ
3人ともに、暗い顔になる。
Kが遠くにいるのをちら、と確認してから、
「アイツさぁ。Kな。窓に向かって話しかけてたんだわ」
「え」
Rさんは一瞬絶句した。それから、
「それなに? あの、マンガとかに出てくるあれ? 寝てる間に起き上がって動き回る、みたいな」
「いやそんなんじゃなく、すっげぇしっかり喋っててさ……」🤡🎈
55 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:00:41 ID:F9FKo2eQ
3人の話を総合すると、Kはいつの間にか起き上がって、窓に話しかけていたらしい。時間は確かめていないが開いたカーテンの外は真っ暗で、深夜に違いない、と言う。
話し声で、窓に近いヤツや眠りの浅いヤツから目を醒ました。怖いので隣のヤツを揺り動かしたりして、最後はRさんを除く全員が起きた🤡🎈
56 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:01:05 ID:F9FKo2eQ
「な、なんかゴメン……」Rさんは意味もなく謝ってから、はたと気づく。
「あれっ、でも……俺らの部屋って、2階じゃん?」
「そうだよ」
「ベランダとかないし」
「だからだよ」3人は口を揃えた。「だから怖いんじゃんか」🤡🎈
57 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:01:31 ID:F9FKo2eQ
じゃあ……誰もいない空中に向かって話しかけてた、ってことなの?
Rさんは尋ねようとして、やめた。
尋ねなくても、彼らの怯えている顔つきでわかった🤡🎈
58 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:01:55 ID:F9FKo2eQ
3人いわく、Kは窓に向かって「フツーの話」をしていたらしい。
学校での生活や友達のこと、イヤな先生やイタズラのこと、がんばっているバスケの話、などなど──🤡🎈
60 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:02:44 ID:F9FKo2eQ
「それがさぁ、なんとなくだけど」と、ひとりが声を落とす。
「なんか、年上のさ、お姉さんに話しかけてるみうな喋り方でさぁ」
「お姉さん……?」
あとのふたりもそうそう、と頷く🤡🎈
62 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:03:19 ID:F9FKo2eQ
高校生とか大学生とかの女の人相手に。
友達の家のお姉さんみたいな感じのさ、わかる?
なんかちょっと恥ずかしいみたいなさ。
へらへら笑ってさぁ、デレデレしてるみたいな🤡🎈
63 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:03:44 ID:F9FKo2eQ
Kの話は、5分や10分では終わらなかったという。
「1時間くらいは話してたような……」
「そんなに……?」
いよいよ夢遊病ではない🤡🎈
65 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:04:29 ID:F9FKo2eQ
「バッカお前、返事なんかしたら俺ら全員逃げてるよ」
「そっか……じゃあアイツ、ずーっとひとりで喋ってたわけ?」
「そうなんだけど……いやでもさぁ、なぁ?」
ひとりが言うと、残るふたりも顔を曇らせる。
「アイツさ、最後は窓の外に『じゃあお休みなさい』つって、布団に戻ったんだよ」
「うん」🤡🎈
66 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:04:52 ID:F9FKo2eQ
「その時にアイツ、何したと思う?」
Rさんはいや……と首をかしげた。
3人はまた、Kが遠くにいるのに目をやってから、さらに声を低めて言った。
「アイツ、窓にキスしてたんだよ」
「えっ……」
Rさんは言葉を失った🤡🎈
67 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:05:13 ID:F9FKo2eQ
「……だろ? だからもう今日はアイツのことがさぁ……。そりゃ窓の外も気になるけど、アイツ本人が、怖いっていうか」
だから俺ら、避けてるんだよ……。
Rさんは黙って頷くほかなかった。
そのせいでRさんもKのことが気になり、練習に集中できなくなった🤡🎈
69 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:05:53 ID:F9FKo2eQ
「さっきの話だけどさぁ。ホントに窓の外にベランダとかないか、確かめに行かねぇ?」
え、それは、と口ごもったものの、無理に聞き出したのはRさんの方である🤡🎈
71 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:06:38 ID:F9FKo2eQ
ぐるりと回って宿舎の裏、窓の並ぶ場所に来た。
1階はともかく、2階にも3階にもベランダはない。スペースどころか、足を置くとっかかりのようなものすらない🤡🎈
72 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:07:02 ID:F9FKo2eQ
無いな……と4人で歩いて回る。一応、自分たちの寝ている部屋のあたりまで行ってみた。
「ここらへんだよな、俺らの部屋ってだいたい……あっ」ひとりが立ち止まった🤡🎈
73 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:07:19 ID:F9FKo2eQ
何? とRさんたちは駆け寄る。
たぶん、自分たちが泊まっている2階の部屋の位置だ。窓越しに見える山の風景が似ている。
無論その外壁にも、人が立てるような空間や出っぱりはない🤡🎈
74 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:07:36 ID:F9FKo2eQ
その代わりに。
窓の真下の草むらに、花が置いてあった。
山の花が綺麗に束ねてあって、白い紙でくるんである。
まだ新しい。昨日あたり置いたもののように見える🤡🎈
75 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:08:30 ID:F9FKo2eQ
「いやいやいや……」
「えーっ……」
4人は足元の花束を見ながら焦った。
小学生でも、この花束の意味くらいはわかる。
ここで、人、死んでるの……?🤡🎈
77 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:09:07 ID:F9FKo2eQ
別のヤツが見上げるので、Rさんたちも視線を上げる。
他の部屋の窓は砂やホコリで薄汚れているのに、自分たちの部屋の窓だけはピカピカに磨かれている🤡🎈
78 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:09:25 ID:F9FKo2eQ
「掃除されてる……」
「やっぱなんか、なんかあるんだよ……。うわぁ……」
4人とも落ち込んでいると、休憩の終わる時刻が迫りつつあった。
午後の練習は午前以上に身が入らず、コーチに何度も叱られてしまったという🤡🎈
79 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:09:48 ID:F9FKo2eQ
Kのことと花束の件、それに綺麗な窓のことを引きずりながら、Rさんは部屋に戻った。他の連中はもう帰ってきている🤡🎈
80 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:10:06 ID:F9FKo2eQ
「あれっ」
なぜか昨晩と、布団の割り当てが違う。ひとつしか空いていない。
空いていたのは、窓に一番近い布団だった🤡🎈
81 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:10:24 ID:F9FKo2eQ
おいっ、ちょっ……と声が出かけたものの、当のKもいる。
他の連中に文句を言うと、とてもまずいことになりそうだというのはわかる🤡🎈
82 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:10:42 ID:F9FKo2eQ
考えてみれば昨日の夜は、自分ひとりだけイヤな目に遭っていない。Kの奇異な様子を目撃していない🤡🎈
83 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:11:00 ID:F9FKo2eQ
「そうなると、しょうがないのかなぁ……」
子供ながらに事情を呑み込んで、Rさんは窓際の布団に潜り込んだ。
昨日くらい熟睡できますように、と祈ることしかできなかった🤡🎈
84 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:11:21 ID:F9FKo2eQ
頭をまたがれた気配で、目が覚めた。
えっ、と首をねじる。
Rさんの枕のすぐそばに、素足の足首があった🤡🎈
85 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:11:39 ID:F9FKo2eQ
「あのぅ、こんばんはぁ……」と猫なで声がする。
Kの声だった。
(うわぁ……)
Rさんにこの情景を見る勇気はない🤡🎈
86 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:12:00 ID:F9FKo2eQ
Kは「あっ、そうなんですよぉ。今日も一日バスケしててぇ」と言っている。返事らしきものは聞こえてこない🤡🎈
87 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:12:19 ID:F9FKo2eQ
「今日はここの部屋のヤツらみんなして調子悪くってぇ」
「自分ですかぁ? 僕はあの、褒められたんですけど……へへ」
「そうなんですよぉ、自分だけ調子良くて。へへへ」
「あっちで寝てるヤツなんかコーチに呼ばれて、どうした! って大きい声で言われててぇ」🤡🎈
88 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:12:47 ID:F9FKo2eQ
話の通り、Kはひとりで窓に向かって話しかけている。
3人の見立て通り、年上のお姉さんと喋っているような、どこか甘えた話し方だった🤡🎈
89 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:13:34 ID:F9FKo2eQ
Rさんは目を閉じたまま、ゆっくり、かけ布団を顔の方に上げていく。
額あたりまで覆った直後に、
「そうそう、コイツも午後からヘンで、叱られててぇ」
と声が降ってきた🤡🎈
90 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:13:55 ID:F9FKo2eQ
頭上でKが、こちらに視線をやっているのがわかった。
もうひとつ、視線があるような気がする。
窓の外からかもしれない、とRさんは思った👁👁
91 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:14:12 ID:F9FKo2eQ
布団越しに、Kが言うことはほぼ全部聞こえた。
Kは部屋にいる面々をひとりずつ紹介していった。
それから今日の合宿のことも、学校のことも、趣味のことや家のことまで延々と語って聞かせている。
窓の外からは返事も、相槌も、ついぞ聞こえてこなかった🤡🎈
92 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:14:32 ID:F9FKo2eQ
30分は続いただろうか。Kが、
「じゃあボク、明日もバスケあるんで。はい。じゃあ……おやすみなさい……」
と言って、動いた。
Rさんの頭を再びまたぎ、自分の布団に戻っていく気配がする🤡🎈
93 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:15:02 ID:F9FKo2eQ
……ウソだぁ……マジかよ……。
Rさんは恐怖で身動きできなかった。
やがてすぅすうと、Kの布団の方から寝息が聞こえてくる。寝入ったらしい🤡🎈
94 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:16:02 ID:F9FKo2eQ
ゆるゆると顔を出す。横目で見る。
カーテンは開けたままらしく、山の月明かりが入ってきている。
Kが静かに床についているのが見えた🤡🎈
95 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:16:25 ID:F9FKo2eQ
(ジョーダンじゃねぇよぉ……)
額にいやな汗を感じながら考える。
(こんな、立つ場所もない2階の外に、人がいるわけないじゃんか)
Rさんは窓に目をやった🤡🎈
100 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:17:51 ID:F9FKo2eQ
体がだるい。火照っている。友達がどした? と額に手を当てて、「うわ、お前すげー熱あんじゃん!」と言う🤡🎈
101 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:18:14 ID:F9FKo2eQ
「え……なんでだろ……? 風邪かなぁ……?」
「いまコーチとか呼んでくるから!」
Rさんは再び横になった。風邪にしては咳もノドもおかしくない。とにかく熱があるだけだ🤡🎈
102 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:18:33 ID:F9FKo2eQ
ぼんやりする頭で昨晩のことを思い出そうとした。
女がいる、となった所までは覚えている。しかしその女の姿形も顔も記憶にない。髪型も服装もわからない。若い女、という印象だけがある🤡🎈
103 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:18:53 ID:F9FKo2eQ
大人たちがやってきた。
体温計の数字を見て、いくつか質問したあと、「どうする……帰ろうか……?」と聞いてきた🤡🎈
104 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:19:12 ID:F9FKo2eQ
Rさんのバスケ好きは筋金入りだったので、帰るという判断はなかった。半日か一日寝ていれば治る気がする🤡🎈
105 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:19:30 ID:F9FKo2eQ
それに、ここで帰るとチームメイトにずっと「アイツ合宿中に風邪引いてな」とイジられるのでは、という恐れもあった🤡🎈
107 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:20:12 ID:F9FKo2eQ
その旨を大人たちに伝えると「そうかぁ」と言われた。お前、バスケ好きなんだなぁ……と腕を組んで、感じ入ったように言う🤡🎈
109 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:21:01 ID:F9FKo2eQ
Rさんは不意を突かれた。だがそれも当然で、ここは学校ではないのだ。保健室などない。休むとなれば、この部屋に決まっている。別室に移される理由もない🤡🎈
111 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:21:46 ID:F9FKo2eQ
とは言え、日の出ている朝から沈む夕方までのことだ。昼に出る幽霊など聞いたことがない。
「あ、ハイ。わかりましたぁ……」
112 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:22:07 ID:F9FKo2eQ
Rさんは頷いた。
じゃあ具合悪くなったら呼べよ? と言い残して、水や額に貼るシートなどを置いて、大人たちは部屋を出ていった🤡🎈
113 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:22:26 ID:F9FKo2eQ
ドアが閉まったのを確かめてから、Rさんはよいしょ……と身を起こして、布団を窓から引き離した。部屋の入口近くまで移動させる。
日中とは言えあの窓からは、できる限り離れていたい🤡🎈
114 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:22:48 ID:F9FKo2eQ
とにかく、横になっていた。
汗をかきながら何もせず、時折うとうとしながら、漫然と過ごす。時計のコチコチいう音だけが響く🤡🎈
115 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:23:12 ID:F9FKo2eQ
昼前のことだった。
突然、窓をトン、と叩くものがあった。
うわぁ、と飛び上がると続いてギュ、ギュ、と濡れた音がする🤡🎈
116 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:23:31 ID:F9FKo2eQ
長いモップが、窓を拭いている。
え……え? と這いずっていき、腹這いのままそっと見下ろした。
管理人のおじさんがモップを上下に動かしている🤡🎈
118 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:23:57 ID:F9FKo2eQ
おじさんはこの部屋の窓だけを丁寧に拭いて、伸ばした棒を収納する。
そうしてから、足元にある花束を拾ってバケツに入れ、別の花束をそっと置いた🤡🎈
120 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:24:42 ID:F9FKo2eQ
3時過ぎだった。
汗をたっぷりかいて水を飲んだおかげが、Rさんは熱がだいぶ引いてきたと感じていた🤡🎈
122 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:25:20 ID:F9FKo2eQ
一日寝てたから明日はゆっくりはじめないとな。けど昼までか。じゃあ簡単なアレとかコレからはじめて、無理がなければあっちのを。
布団の中であれをやろう、これは無理かな、と悩んでいた矢先だった🤡🎈
126 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:26:15 ID:F9FKo2eQ
Rさんはぞっとすると同時に、悟った。
女は、夜に出るんじゃない。
ずっと窓の外にいるんだ、とわかった。
ただ、昼は見えないだけなんだ──🤡🎈
128 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:27:00 ID:F9FKo2eQ
「すいません、ちょっと、心細いので、ここで寝させてください!」
「あ〜そうかぁ。やっぱり調子よくならないんだねぇ。待ってなさいね、奥に、余ってる布団敷くから……」🤡🎈
129 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:27:21 ID:F9FKo2eQ
管理人さんは快く招き入れてくれた。学校の人たちには自分から伝えておく、と言う。
わざわざお粥まで作ってもらい、子供用の熱冷ましまでもらって、Rさんは早い時間に床に着いた🤡🎈
130 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:27:40 ID:F9FKo2eQ
薬のせいかとろとろと眠気に誘われながら、同室の連中のことを考えた。
あいつら大丈夫かな、Kも、他のヤツらも──などと思っているうちに、いつの間にか眠ってしまっていた🤡🎈
132 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:28:28 ID:F9FKo2eQ
ガラスが割れた。
直後に重たいものが落ちる音。
驚きの声。
建物を駆ける足音。
怒号、悲鳴、ざわつき。
真っ暗な宿舎に騒然とした空気が走る🤡🎈
134 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:29:04 ID:F9FKo2eQ
自分が昼まで寝ていたあの部屋で、何か大変なことが起きたとしか考えられない。
Rさんは布団をかぶって、ずっと震えていた🤡🎈
136 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:29:57 ID:F9FKo2eQ
夜中の2時過ぎに、割れる音と落ちる音がほぼ同時に、宿舎に響いた。
大人も子供もみんな叩き起こされた🤡🎈
137 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:30:24 ID:F9FKo2eQ
4年5年6年は窓際へ行き、あるいはドアを開けて廊下に顔を出す。
大人たちは外へと走る。
重いものが落ちた音は、屋外からだった🤡🎈
139 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:31:05 ID:F9FKo2eQ
2階という高さと下が草地だったことから死にはしなかった。しかし体を強く打っていて、割れたガラスで切り傷もあった。
いたい、いたいよお、と地面でKくんは泣いている🤡🎈
140 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:31:25 ID:F9FKo2eQ
大丈夫か、と駆けよった大人たちは、強い視線を感じた。
見上げると、同室の生徒6人が窓際に立っていた。
RさんとKくんを除いた全員だ🤡🎈
141 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:31:45 ID:F9FKo2eQ
無表情で、こちらを見下ろしている。
引率者のひとりが
「お前ら……お前ら何やったんだ!」
と怒鳴った。
すると、中のひとりがこう言ったという🤡🎈
145 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:32:57 ID:F9FKo2eQ
「そうだよ、ひとりじめするのがいけないんだからさぁ」
「そういうズルするからだよ」
「だって、ひとりでさぁ。ムカつくもん」
「Kだけでさぁ」
「ほんとによくないよ。なぁ?」
150 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:33:59 ID:F9FKo2eQ
しかし。
上にいた生徒たちの言葉に反して、Kくんは「突き落とされた」とは言わなかった。
「ふざけていて、自分から落ちた」と証言した。
それで、うやむやのまま、「事故」ということになった🤡🎈
151 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:35:03 ID:F9FKo2eQ
夏休みが終わった。
同室だった6人は普通に登校してきたものの、疎遠になった。近づきたくない🤡🎈
154 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:36:18 ID:F9FKo2eQ
「ホラ、お前だけ管理人さんの部屋で寝てて、なんていうかさ……『関係なかった』だろ? だからちょっと、顔だけでも……な?」
155 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:36:37 ID:F9FKo2eQ
「女」のことは気になったものの、そう言われると断るわけにもいかない。それに落ちてケガをしたのは事実だ、同情心もあった🤡🎈
156 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:36:54 ID:F9FKo2eQ
入院していたKは、思ったよりも元気そうだった。包帯やギプスはつけているが小さなものだった。そろそろ退院できる、と言う🤡🎈
157 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:37:13 ID:F9FKo2eQ
ベッドの脇で子供ながらに世間話をする。話している最中も、妙な態度や素振りはなかった。
Rさんはそろり、と話題を変えた🤡🎈
158 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:37:31 ID:F9FKo2eQ
「大変だったよなぁ。ほら、あの夜。オレ、いなかったからさ」
「熱すごかったもんね。風邪だったの?」
「いやぁ、なんか熱が出て、だるかっただけ。でもさぁ、なんていうか、あの夜って……」
「あいつらは悪くないんだよ」
160 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:38:17 ID:F9FKo2eQ
Kはベッドに横たわったまま繰り返す。
「悪いヤツらじゃないんだよ。責めないでくれよな。俺が悪いんだから」
「そう、そうなんだ……ほら、オレ、よくわかんないからさ……」
どうにか答えたRさんの前で、Kは思い出すように、少し遠いところに目をやった🤡🎈
165 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:39:50 ID:F9FKo2eQ
──ここまでが25年前、中学の時にRさんからしてもらった話である。
この「続き」があって、Rさんは故郷とは距離を置くことにしたのだそうだ🤡🎈
167 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:40:26 ID:F9FKo2eQ
大学生になって夏休みに帰省した折、車で偶然、あの「少年自然の家」のそばを通ることがあったという🤡🎈
168 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:40:46 ID:F9FKo2eQ
10年も前のことで、恐怖も薄れている。
午前中だし、例の窓に近づかなければ、と好奇心に任せることにした🤡🎈
170 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:41:06 ID:F9FKo2eQ
車を乗り入れると、あの森、あの建物があった。緑色の鮮やかさ、宿舎の大きさは記憶のままだった🤡🎈
172 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:41:46 ID:F9FKo2eQ
車を降りて「うわぁ……」と言いつつ見渡していると、掃除用具を持った初老の男性が通りがかった。
ふと目が合い、「何か……?」と聞いてくる🤡🎈
173 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:42:06 ID:F9FKo2eQ
Rさんは一瞬で、あの時の管理人さんだと思い出した。
髪に白いものが混じりはじめている以外は、容姿に変わりがない🤡🎈
176 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:43:29 ID:F9FKo2eQ
言葉を選びつつ、10年ほど前に、小4の子が窓から落ちたことが──と言うと、「……あぁ、あれね!」と返される。
驚いたことに、管理人さんは覚えていた🤡🎈
181 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:45:15 ID:F9FKo2eQ
あの時はひと騒動だったねぇ。
えぇ学校でも問題になったりして。
そりゃあなぁビックリしたよ。
管理人さんも大変だったでしょう🤡🎈
183 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:46:25 ID:F9FKo2eQ
「あの、ヘンな話であれなんですけど……僕らのいた部屋の窓の下に、花束、置いてありましたよね?」
「あ〜。あれ自分がね、2日おきくらいに代えてるんだよ」
あっさりと肯定されたので、Rさんは拍子抜けした🤡🎈
185 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:46:56 ID:F9FKo2eQ
「ずっとやってるの。ほら、今もやってきたところなんだよ」
後ろに置いてあったバケツの中には、まだ萎れていない花束が入っていた。あの時と同じように、山の花が包んである🤡🎈
187 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:48:09 ID:F9FKo2eQ
「そうなんですか……。いや、あのですね、実は僕、あの合宿の時なんですけど……またヘンな話なんですけど、窓の外に……」
「あ〜そうかぁ。ウン。見たんだね」
管理人さんは深く頷いた。何もかもわかっている、という悟った表情をしていた🤡🎈
188 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:48:35 ID:F9FKo2eQ
Rさんはその様子に心強くして続ける。
「それで、すっごく驚いちゃって。そのせいもあって、管理人さんの部屋に移ったんですよ」
189 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:48:57 ID:F9FKo2eQ
「ははは、そうだったのか。まぁ怖くなる子もいるだろうねぇ……」
「それで、あの騒動じゃないですか。思い返すとやっぱり、あれって亡くなった女性の……」
「ん? なに?」
193 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:50:09 ID:F9FKo2eQ
「自分も長いけど、ここの山で死んだ人なんていないよ。登山コースもないし。山菜取りで迷うとか滑落とか、そういうのもないしさ」
Rさんは言葉が出てこない
194 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:50:37 ID:F9FKo2eQ
「事故もないし、自殺なんてのも一件もないよ。行方不明なんて話も聞かないし。低い山だからさ。ちょっとケガした、くらいはあるけど」
196 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:51:04 ID:F9FKo2eQ
「でも、あの」
「いちばんデカい事故って言ったら、それこそ君の友達が落っこちた、ってやつだよ。何事も起きてない、平和な山だよ、ここは」
198 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:51:55 ID:F9FKo2eQ
しかし管理人さんが嘘をついているようには見えない。極めて明るく答えてくれている。
「え、じゃあその、」
Rさんは花束を指さした🤡🎈
199 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:52:18 ID:F9FKo2eQ
「窓の下に供えてある花束って、なんなんですか?」
Rさんが尋ねると、管理人さんはうん? うぅん……と首をかしげた🤡🎈
211 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:55:10 ID:F9FKo2eQ
バスケの合宿の件は引っかかったものの、他の旧友のその後や現在のことも気になる。それに、たまたま人恋しい時期でもあった。
Rさんは出席にマルをつけて返送した🤡🎈
213 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:55:53 ID:F9FKo2eQ
高校まで一緒だったヤツもいれば、小学校までで離ればなれになった人もいる。
「よう久しぶりぃ」「元気にしてたかよぉ」などと言葉を交わしながら、会場を歩いていた🤡🎈
215 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:56:34 ID:F9FKo2eQ
7人いた。
顔つきに面影がかすかに残っている。
あの時。バスケ部の、同室に寝ていた7人が寄り集まっている🤡🎈
218 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:57:40 ID:F9FKo2eQ
──いやぁあの時はさぁ、よくなかったよなぁ、お互いに
──そもそもお前がさぁ、自分ひとりのモンにしようとするから
220 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:57:58 ID:F9FKo2eQ
──へへへ。ゴメンなぁ、でも最初が俺だったじゃん?
──まぁそれはそうだけど、でもやっぱりズルいよ、ひとりじめなんて
221 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:58:15 ID:F9FKo2eQ
──でも今から考えると、あれって、いいものだったよなぁ
──そうだよなぁ、あれは本当に、いいものだったよなぁ、あはははは
──あははははははははははははは
224 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:59:10 ID:F9FKo2eQ
Rさんは中学当時、大分県に住んでいた。
小学校の卒業と同時に大分に越してきて、中学高校と通い、大学でまた、別の県へと出ていった🤡🎈
226 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 21:59:48 ID:F9FKo2eQ
この話はしてもいいけどな、とRさんは念を押す。
俺がどこの生まれで、どこの小学校に通ってたかは、絶対に言わないでくれよ🤡🎈
229 野に咲く名無し@転載禁止 (H主) 2023/09/13 22:00:55 ID:F9FKo2eQ
その山で死んだんじゃないなら、女はどういう──と聞くと。
Rさんは口を固く結んで、首をゆっくりと横に振るだけだった🤡🎈