ではここで大藪春彦先生の描くステーキの描写を振り返ってみましょう🥸 (4)

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1 野に咲く名無し@転載禁止 (ca58f1a4) 2025/03/25 (火) 22:10:03.112 ID:ABZqcKwG0主

「テンダーロインの大きな塊りから一キロほどヘンケルの牛刀で切り取り、塩と荒挽きのブラック・ペッパーを振った。玉ネギを二個ミジン切りにする。ガス・レンジに大きなフライパンを掛けてサラダ油を流しこむ。煙抜きのファンを廻した。やがて、オイルが煙をあげはじめた。速見はそこに五十グラムほどの牛脂を放りこんだ。菜箸で掻き廻す。牛脂は焦げながら溶けた。脂がはぜ、速見のシュッティング・グラスに飛び散る。フライパンのまわりからときどき炎があがった。速見は1キロのテンダーロインをフライパンに入れた。にぎやかな音と共に、脂はさらに飛んだ。ビーフの肉汁があまり逃げないように、三十秒ほどで速見は肉を引っくり返し、高熱で両面を硬化させた。また三十秒ほど待ってガスを中火にし、買ってきてあったポテト・サラダに玉ねぎのミジン切りの一個分を混ぜた。ミディアムに焼いたステーキを大皿に移し、その脇にポテト・サラダを盛りあげる。フライパンに残った牛脂と肉汁のグレーヴィに残りの玉ネギのミジン切りを放りこんで掻き回し、キツネ色に焦がした。そこに醤油と砂糖を入れて沸騰させ、日本酒を一合ほどぶちこんだ。そうやって作ったグレーヴィ・ソースを焼けたステーキの上から流し、テーブルに運ぶ。まだ中心部にわずかに血が残るステーキを、ナイフとフォークをいそがしく使って貪り食う。ときどき、ポテトサラダで口の中の脂を取る。」

大藪春彦著「処刑の掟」より

2 野に咲く名無し@転載禁止 2025/03/25 (火) 22:10:22.569 ID:uKjsJpHp8

長い

3 野に咲く名無し@転載禁止 2025/03/25 (火) 22:21:37.862 ID:jXU2KQ5ug

うまそ^〜

4 野に咲く名無し@転載禁止 2025/03/25 (火) 22:39:57.296 ID:L7cmCI2N4

なぜか「大暮維人」だと読み間違えてて
原作にそんな描写あったんだ、と思った