1 枯れ果てた名無し@転載禁止 (e855a986) 2024/11/03 (日) 22:25:53.913 ID:7fFBTEx9S
ワシントン大学のJoshua Krissansen-Tottonさんを筆頭とする研究チームは、赤色矮星を公転する岩石質の太陽系外惑星が生命を支えられる安定した大気を保持できる可能性を示した研究成果を発表しました。
研究チームの成果をまとめた論文は「Nature Communications」に掲載されています。
赤色矮星(M型星)は太陽よりも小さくて暗い低温の恒星で、天の川銀河ではありふれた存在です。
太陽系外惑星の多くはトランジット法や視線速度法といった手法を用いて発見されていますが、恒星に対する惑星の半径や質量の比率が赤色矮星では大きくなる傾向にあるため、より大きな恒星と比べて惑星を見つけやすいという特徴があります。
また、赤色矮星ではハビタブルゾーン(大気を持つ惑星の表面に液体の水が存在し得る、恒星から一定の範囲にある領域)が小さく、その中を公転する太陽系外惑星の公転周期は地球の数日程度しかない場合もあります。
トランジット法や視線速度法を通じて惑星の性質を探るには繰り返し観測する必要がありますが、公転周期が短ければそれだけデータを集めやすいという観測上のメリットも生まれます。
こうした理由から、赤色矮星のハビタブルゾーンを公転する太陽系外惑星は、惑星の生命居住可能性を研究する上で注目を集めています。
ただ、赤色矮星はフレア(恒星表面の爆発現象)などが発生しやすい活動性の高い恒星としても知られていて、その周りを公転する惑星は赤色矮星が放つ紫外線・X線・恒星風に大気を剥ぎ取られてしまう可能性が指摘されています。
その一方で、条件によっては惑星の大気が保持される可能性を指摘する研究も発表されており、Krissansen-Tottonさんも「現在、太陽系外惑星の研究分野で最も興味深い疑問のひとつは、赤色矮星を公転する岩石惑星が生命を支える大気を維持できるかどうかです」とコメントしています。
https://sorae.info/astronomy/20241103-exoplanet-reddwarf.html