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エッヂの名無し (L20 OGzu-6gsn)
2024/04/11(木) 19:51:48.839 ID:0X4CVbv/j
康太の追悼記事どんどん出てるけどマジで悪い話一つも出てこないな
新人記者だった約2年半前。栗東トレセンで藤岡康太騎手に初めてあいさつした日のことを、今でも覚えている。緊張しながら名刺を渡すと、「水納」という私の名字をじっと見つめながら「『みずのう』って読むんですね。珍しい名字ですね!」と声をかけてくれた。
当時の私は、関係者に話しかけることすら不安だった。その中で、名刺を丁寧に読み、話題を振ってくれた藤岡康太騎手。優しさあふれる一言が、どれだけ私の心を救ったか。「そうなんです。親族以外で出会ったことがなくて…」と会話を続けられたことも、自信になった。去り際には「覚えときます!」とさわやかな笑顔まで向けられ、何て懐が深いんだ、と感激した。
忘れられないシーンがある。2016年6月18日の函館開催初日のことだ。藤岡康太騎手は、その年の4月17日の阪神3Rでの落馬負傷から復帰したばかりだったが、最終レースで騎乗した馬がレース中に故障し、再び落馬した。場内は騒然としたが、治療後に姿を見せると人目もはばからず、あるベテラン騎手にすがりつき泣き崩れた。
自身の体も当然、相当な痛みがあったはずなのに、競走生活を断たれた愛馬を思い号泣した。後日、その話を聞いた。「僕が早く気づいてあげられたら、あんなことにはならなかった」。鞍上の愛馬への深い思い入れ、心の優しさに触れた瞬間だった。
新人記者だった約2年半前。栗東トレセンで藤岡康太騎手に初めてあいさつした日のことを、今でも覚えている。緊張しながら名刺を渡すと、「水納」という私の名字をじっと見つめながら「『みずのう』って読むんですね。珍しい名字ですね!」と声をかけてくれた。
当時の私は、関係者に話しかけることすら不安だった。その中で、名刺を丁寧に読み、話題を振ってくれた藤岡康太騎手。優しさあふれる一言が、どれだけ私の心を救ったか。「そうなんです。親族以外で出会ったことがなくて…」と会話を続けられたことも、自信になった。去り際には「覚えときます!」とさわやかな笑顔まで向けられ、何て懐が深いんだ、と感激した。
忘れられないシーンがある。2016年6月18日の函館開催初日のことだ。藤岡康太騎手は、その年の4月17日の阪神3Rでの落馬負傷から復帰したばかりだったが、最終レースで騎乗した馬がレース中に故障し、再び落馬した。場内は騒然としたが、治療後に姿を見せると人目もはばからず、あるベテラン騎手にすがりつき泣き崩れた。
自身の体も当然、相当な痛みがあったはずなのに、競走生活を断たれた愛馬を思い号泣した。後日、その話を聞いた。「僕が早く気づいてあげられたら、あんなことにはならなかった」。鞍上の愛馬への深い思い入れ、心の優しさに触れた瞬間だった。