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エッヂの名無し (L20 OSq0-4h85)
2024/04/19(金) 15:37:40.847 ID:8SgaDpQhJ
競馬界に残念なニュースが続いているが、金沢競馬の勝ち馬から禁止薬物が出たのもその1つだろう。3日の金沢競馬7Rで1着入線したサムワンライクユー(牡4歳)の検体から「エチゾラム」が検出され、主催者が競馬法違反の疑いについて金沢東署に届け出た。
エチゾラムについて「興奮を抑制するために用いられる」などとの報道があるが、少なくとも日本においてはそもそも、馬に用いられることはない。
4月から新規に追加された禁止薬物で、商品名「デパス」として流通している。人の精神安定剤、あるいは睡眠導入剤だ。獣医領域では犬などで興奮傾向が強すぎるために問題行動を起こす症例で処方されることはあるものの、競走馬は興奮傾向を薬物で抑えることはない。当然、ウマ用の医薬品としての流通もない。
似た作用機序の鎮静剤の中には麻酔導入のための前投与に使われるものもあるが、馬の麻酔の手順として薬剤適性を試してみたりした文献もない。したがって馬の臨床現場で、馬への投与を前提としてこの薬剤が置いてあるとは極めて考えにくい。
禁止薬物が検出されるケースには、意図せぬ混入(コンタミ)が起こった過失事案と、悪意をもって投与された場合があるが、どちらにしろ出どころは限られる。2018〜2019年に岩手で出て迷宮入りしたボルデノンは、そのことの是非はともかく、個人輸入すれば入手可能だった。一方エチゾラム(デパス)は、主に精神科医、まれに愛玩動物臨床の獣医師が処方箋を書かねばユーザーの手には渡らない。
もちろん金沢も内厩制で実施されている競馬場。馬に直接アクセスできる人員も限られている。その中からエチゾラムの処方にアクセスできる可能性のあるルートも限られるだろう。
岩手の件は、すでに当欄で述べたように、科学的には到底受け入れられない「自然発生」というシナリオで幕が引かれたが、今回の金沢の件は、関係するスジの処方歴を追っていけば、少なくとも出どころはつかめるはずだ。石川県警のまっとうな働きを期待して続報を待ちたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a8b48a5c86e6d787d790fc5d307a45a36b7bcae
金沢の件馬用に使われたこと無い薬剤とか闇が深そうだけど石川県警が真っ当な働きしなさそう
エチゾラムについて「興奮を抑制するために用いられる」などとの報道があるが、少なくとも日本においてはそもそも、馬に用いられることはない。
4月から新規に追加された禁止薬物で、商品名「デパス」として流通している。人の精神安定剤、あるいは睡眠導入剤だ。獣医領域では犬などで興奮傾向が強すぎるために問題行動を起こす症例で処方されることはあるものの、競走馬は興奮傾向を薬物で抑えることはない。当然、ウマ用の医薬品としての流通もない。
似た作用機序の鎮静剤の中には麻酔導入のための前投与に使われるものもあるが、馬の麻酔の手順として薬剤適性を試してみたりした文献もない。したがって馬の臨床現場で、馬への投与を前提としてこの薬剤が置いてあるとは極めて考えにくい。
禁止薬物が検出されるケースには、意図せぬ混入(コンタミ)が起こった過失事案と、悪意をもって投与された場合があるが、どちらにしろ出どころは限られる。2018〜2019年に岩手で出て迷宮入りしたボルデノンは、そのことの是非はともかく、個人輸入すれば入手可能だった。一方エチゾラム(デパス)は、主に精神科医、まれに愛玩動物臨床の獣医師が処方箋を書かねばユーザーの手には渡らない。
もちろん金沢も内厩制で実施されている競馬場。馬に直接アクセスできる人員も限られている。その中からエチゾラムの処方にアクセスできる可能性のあるルートも限られるだろう。
岩手の件は、すでに当欄で述べたように、科学的には到底受け入れられない「自然発生」というシナリオで幕が引かれたが、今回の金沢の件は、関係するスジの処方歴を追っていけば、少なくとも出どころはつかめるはずだ。石川県警のまっとうな働きを期待して続報を待ちたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a8b48a5c86e6d787d790fc5d307a45a36b7bcae
金沢の件馬用に使われたこと無い薬剤とか闇が深そうだけど石川県警が真っ当な働きしなさそう