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エッヂの名無し
2024/10/13(日) 20:40:49.266 ID:Unx5s6mtV
僧とのやり取りの後、惟規が両手をひらひらと動かすので、何かを書き記したいのかと思い筆と紙を渡したところ、辞世をしたためた。
みやこには恋しき人のあまたあればなほこのたびはいかむとぞ思ふ
惟規は最後の「ふ」の文字を書けずに息絶えたため、父・為時は「おそらくこのように書きたかったのであろう」と書き足したうえで形見として持っていた。しかし見るたびに紙を涙で濡らしたため、やがてなくなってしまった[4][5]。この辞世の歌は後拾遺集に採録されている。
みやこには恋しき人のあまたあればなほこのたびはいかむとぞ思ふ
惟規は最後の「ふ」の文字を書けずに息絶えたため、父・為時は「おそらくこのように書きたかったのであろう」と書き足したうえで形見として持っていた。しかし見るたびに紙を涙で濡らしたため、やがてなくなってしまった[4][5]。この辞世の歌は後拾遺集に採録されている。