初めてちょっと歴史小説書いてみた🥺【駄文、意味不明注意】 (14)

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1 野に咲く名無し@転載禁止 (74e7db2d) 2024/03/08 (金) 18:50:22.810 ID:0cIZ0miES主

1881年、その武力を持ってアジアに覇を唱えた大清帝国はもはや眼前に滅亡が迫っていた
年に発生した太平天国の乱によって2000万人以上が死亡し、続いて勃発した1860年のアロー戦争では父祖の地である外満州すら失い、「丁戊奇荒」と呼ばれる大飢饉が発生する中、東ではアジアに於いて清に次ぐ大国であった日本が躍進を続けていた。
もはや清は大改革により「起くる獅子」へとなる以外に存続の可能性は無かったのだった。

1881年、「混蛋!(クソ野郎!)」という一言と共に神輿に放たれた一発の弾丸が中華史を大きく動かす事になった。 当時の清の実権を握っていた西太后が外征中に暗殺されたのである。 思えば当然の事であろう、彼女は暗殺、調謀を駆使し政府の実権を尽く握り、1000万人以上とすら言われる死者を出した大飢饉「丁戊奇荒」において、まともな対策を取ることも無く、ただ私利私欲の為にのみ税金を使い、国の改革に使う費用すら使い込んでいた。

これに喜んだのが劉銘伝、左宗棠、李鴻章を筆頭とする改革をして西洋に対抗せんとする新たに清朝に勃興した勢力、洋務運動派であった

1881年6月9日 ある大都市の一角にて

街道を埋め尽くす無数の人間に中華風の建物、そして中国では珍しい外資の建物すら立ち並び、異世界のような雰囲気を醸し出していた

その大都市の名は上海

これから数万年続くであろう中華史の経済を導き、そして新たな世界首都となるべき偉大な都だ。

最初に話を切り出したのは恰幅のよく一見好々爺としか見えないーしかし洋務運動を先導し、後に清の大黒柱とも呼ばれる事となる男 左宗棠であった

左宗棠「あの魔女がたかが農民の反乱者の一発で死ぬとは、これで我々の清の改革も良く進められるだろう」

次に皮肉混じりに話したのは痩せ型の老人にして猛将にしてまたもや清の重鎮である李鴻章だった

李鴻章「そんな簡単に行くものかね? あの女は我々の最大のバックボーンだぞ 最も、我々の事は使える駒としか見てなかっただろうがな」

左宗棠「その点については安心しろ 我々の同士である奕訢様や光緒帝様は寧ろあの女が死んだ事で地位は安泰だ」

李鴻藻「つまり、ようやく本腰を上げて改革へ動ける、という事か」

しかし二人がこうして話している間にも、西洋列強の魔の手は清を蝕んでいくのであった

6月11日 紫禁城・御前会議にて

三跪九叩頭の礼の後、華麗な衣装に身を包み
体長の2倍はあるであろう椅子に腰掛けた、まだ10も行かぬ子供が話し始めた

光緒帝「西太后殿が亡くなられたことは残念であった。 さて、諸君ら朕の忠臣はこれからの清をどう見るか?」

静寂の中、一人の男が手を上げた

李鴻章「フランスはベトナム、ロシアは満州、日本は朝鮮と、我々の父祖が築き上げた偉大な土地や冊封国が列強に奪われようとしている、それに対抗するため、我々大清帝国は抜本的な改革が必要であるのではないでしょうか?」

周りの官僚たちがざわつき始める中、ニヤリと笑った男が彼に質問をする

奕訢「ふむ…最もな意見だ さて、その問題を君はどう見るかね」

李鴻章「はい、私一個人の考えで有りますが、我々清は彼ら列強に対し現在領土防衛、という意味でははっきり言って対抗は不可能であると考えます。 そこで私は考えました、大した市場にもならず何ら我々に貢献してこなかった冊封国を守る必要がある冊封制度を廃止し、我々と殆どシーレーンに置いて同じである大日本帝国と同盟するべき、ということです」

会場のざわつきは一層大きくなる
「冊封制度を廃止するだと!?中華4000年の間我々の権勢を維持してきた制度を!」
「東夷である小日本と同盟するなぞ、清国人、いや中華に生きる人間として恥ずべきことであるぞ!」

そのブーイングの嵐の中、悠然と立つ李鴻章に近づき掴みかかる男がいた

李鴻藻「以前から貴様とは反りが合わなかったが、もはやこのような事を考える等貴様は清国人とは言えぬ!」
李鴻章「ふむ、そのような大層な事を申すのであればそれに変わる対案を出してほしいものですな」
李鴻藻「なんだと…! もはや貴様の提案を飲み生き延びる位なら清が戦い滅びるほうが中華としてメンツが立つぞ!この非国民め!」
李鴻章「非国民だと? 清を滅ぼそうとする貴様こそが本当の非国民ではないか!」

「静粛に!」

燃え盛るように続かれていた議論とも言えないような議論がその一言で静まり返った

奕訢「李鴻藻よ、確かにお前の気持ちは分かる。 しかし章の話も頷ける事とは思わんか この事は再び議論し決定する事としよう」

燃え盛った会議は急速に冷却し、それからは普段通りの静かな会議が続き終わった。


・1881年 7月10日、清は 冊封制度の廃止、大日本帝国との同盟を宣言した。

その後一年以内にフランスはベトナムに侵攻しこれを併合、朝鮮では急速に力を落とした事大派(清の属国を進める勢力)と改革派で内乱が起き、新たに政権を握った改革派は国王の力を削り取り日本をモデルとした国家、「大韓王国」として新たにアジアの戦いへ足を踏み入れる事となった

1881年 8月1日 東京にて

外務卿である井上馨は、在清大使である柳原前光からの報告を受け、冷静さを保とうとしているが興奮を抑えきれずに
井上馨「ほう…あの清が我々と同盟を やはり李鴻章かね?」
柳原前光「ええ、おっしゃる通り あの大国清と同盟を組めるとなれば、すぐに我々日本が攻め滅ぼされる、なんてことも無いでしょう」

当時近代化を進めていた段階である日本にとって、この反応は当然だった 清は何度も小規模な戦いで列強に負けていたが、大規模陸戦となれば負ける事は無いし、現在戦艦すら納入しようとしていると言われ、日本より遥かに強大な国だと思われていた つまり、飛鳥時代の頃から日本の中国への目線は殆ど変わっていなかったのである


「号外だよ!号外! 大日本帝国があの清と同盟だって!」
「まさかあの清と同盟とは… 日本も中々強くなっていたんだな…」

この話は当時の最新の技術である電信を通じ、あっという間に全国へと広がった
一部は強硬派もいたものの、世間の反応としては殆どが喜ばしいというものであった。
これにより「兄弟世界であるアジア諸国と協力し、ヨーロッパ列強に対抗する」という興亜論が日本で盛んになったのは言うまでもない

その後日本は、憲法制定、国会設立、国民選挙、重工業化、対ロを意識した軍備の強化を進め、近代化への道をひた走って行くのであった

一方その頃清では…

李鴻章「いやはや、奕訢さま助かりました あの会議以降、倭仁や李鴻藻に徐桐の保守派勢力が一気に衰えた。 これで我々の近代化も進むってものです」

奕訢「私は今の清に必要だと思ったことをしたまでだよ それより、近代化とは具体的に何をするのかね」

「それについては私が説明しましょう」

二人の会話に割って入ったのは同じく洋務派官僚張之洞であった

張之洞「まず、我々が進めなければなら無い事は4つ 外資を活用した都市と都市を繋ぐ鉄道の整備、軍の近代化と国軍の一体化、自国資本の強化、そして確固たる貨幣を作る貨幣改鋳であります。 我々の土地満州を狙うロシアと戦う為に、この広い中華から高速で兵を集め、統率された軍を当て、そして長期戦にも耐え得る国家経済を作らなければなりません」

奕訢「なるほど… よく考えられておるな… とりあえず我らはそれらを目的にして近代化に当たっていくとしようか」

アジアで急速に近代化が行われる中、北方の大国は恐ろしい策を巡らせていた

アレクサンドル三世「ほう…我らに対抗する為にアジアの劣等国共が近代化をしようとしていると」

内務大臣ドミトリー・トルストイ「滑稽ですな。 我らはオスマン帝国を破り世界の覇者となろうとしている、あの猿共に止められるはずがない」

アレクサンドロス三世「ああ…我らがこの世界で勝者となる為には、間違いなくイギリスとのグレートゲームに勝つ必要がある。幸い、ウィッテはシベリア鉄道を作成中だ あれさえ完成すれば、我々は奴らを一年以内に滅ぼせるだろう」

かくして、アジアは列強の玩具とされる中、生き延びようと必死に足掻くのであった。

1899年4月1日、ハバロフスクを通るシベリア鉄道に仕掛けられた爆弾が爆発、これをロシア帝国政府は外満州併合時の怨みを持った清軍部が独自にテロを行ったと断定し、「何故か」清の満州部の国境沿いにいたロシア軍を動員し、ここに露清戦争の戦端が切られたのだった。

北京 紫禁城

閣僚達は皆青い顔をしながら沈黙していた

李鴻章「不味いことになりましたな…」

張之洞「まぁ、いつかこうなる事は分かっていた事でしょう。 後は我々の最善を尽くすだけです。」

李鴻章「確かに、戦争を率いる我々がこんな有様では行かんな やるべき事はやれたんだ」

こうして、清280万、ロシア軍130万という二国間の争いとしては歴史上最大の戦争が始まるのであった。

最初の戦いはアムール川沿いの璦琿市(現在の黒河市)で行われた

清は何の対策も取っていなかった訳では無かった
1600年代以降、ロシアの南下に対抗する為に要塞化され続けた都市は、四万の兵と河川による防衛の為に最新鋭のガットリングまでそえつけられた大規模要塞となっていた

しかしロシアは余りにも強かった。
あの強大なナポレオンが率いるフランスと戦いながら他国へ侵略戦争を続け全勝した様な国家だったのだ。

ロシア軍は何の考えも無しに璦琿へ渡河攻撃するのではなく、50門もの重砲でアウトレンジから砲撃を仕掛けたのである
目に見えない場所からの砲撃に、璦琿の要塞内は大混乱となっていた。 そして指揮系統が殆ど機能しない状態の要塞に、ロシア軍騎兵を先頭にした8万人が電撃的に渡河し攻撃してきた。 それに対し清は殆ど抵抗が出来ないまま、指揮官クラスが逃げ帰るのがせいぜいというほどの大敗という結果となった

その上、この要塞の指揮官であった葉志張は責任を取られ死刑になるのをおそれ、ロシア軍に対し果敢に抵抗し、実際は数百程度の敵の損害を八千、主力は転身したためほぼ無傷という虚偽報告を総指揮官である李鴻章にした為、今後の戦いで清は敗走し続けて行くのであった


最初の戦いで勝利、という朗報(実際にはとんでもない悲報であった)を受け取った李鴻章等は大喜びし、その後ろの交通の要衝である五代連池市で増援と共にロシア軍を撃退せよ、という命令を発したのであった

鉄道を通り五代連池へ到着した清増援軍はとんでもない物を見た、報告では三万にガットリングや大砲が運ばれているはずであった守備軍は、実際にはたった数千、その上置いて帰ったため銃が一人一本に満たない状況であったのである。
そのような惨状を報告しようとした瞬間、再びロシア軍の砲撃が行われ、ものの数時間の間に五代連池市は陥落したのである。

その後チチハル、長春、ハルビンという交通の要衝や大都市が次々と陥落していき、首都北京へロシア軍が迫ってくるのに清軍はまとまった抵抗が出来ずにいた。

そこでもはや他の将兵は信じられぬ、と言った李鴻章は、自ら40万もの大群を率い、奉天にて乾坤一擲の大決戦が行われたのだった

奉天で待ち構える清軍40万人に、ロシア軍35万は定石通り砲撃を仕掛けた後、騎兵と共に突撃した。 そうする事で、普段通りの清軍であれば散り散りになり各個撃破できる「はず」だった。

しかし今回は違った。 なぜなら、李鴻章は徹底的な訓示に督戦隊を使い逃げるものは殺すという今までの経験を総動員させた戦い方を行なったのである。

打って変わった精強な清軍に、突撃するだけのロシア軍は多大な死者を出し、死者6000に大して黒溝台などで部分的な勝利を納めただけだったのである。

しかし、この事は清軍にとっては悲報でしか無かった。 黒溝台を占領されたことは、もはや奉天を完全に包囲された事と同じことであった為である。 もはや奉天での勝利は失われ、この戦争ももはや決しようとしている事を察した李鴻章は、悲惨な決意と共に、背後に控える敵軍に突撃し、要塞にこもり少しでも抵抗する為、旅順へと退却したのだった

この戦いは後々奉天会戦と呼ばれ、ロシア軍死者9000、負傷者76000、清軍死者32000、負傷者43000という地獄のような戦いとして語り草になるのであった

その結果、ロシア軍は満州のほぼ全土を占領し、もはやこの戦いも決しただろうという事で、運良く最新鋭戦艦の拿捕などや微々たる通商破壊を目的に旅順へと攻め入り、この戦争を終わらせようとしていた。
しかしこの判断は余りにも甘かったと言わざるをえない。 近代の大要塞というものは簡単に落ちるものではないのである。 ロシア軍はクリミア戦争での英仏軍と同じ失敗を味わう事となったのである。

要塞に立てこもった清軍6万と李鴻章は、突撃してくるロシア兵をガットリングや歩兵銃で何度も何度も薙ぎ倒し、その間に清の終戦工作に成功したため、遂には陥落する事が無かったのである。

1900年4月17日
講和会議は数十年前まで清の領土であったハバロフスクで行われ、清側は李鴻章、そしてその甥である李系方、ロシア側は運輸、大倉大臣セルゲイ・ヴィッテによって執り行われた。

その結果は余りにも悲惨なものであった。
後半の数度の敗北を除き圧倒的な勝利を納めたロシア側の主張である満州全土の割譲、そしてロシア側の戦費と同額である3億テールという大金を賠償金として支払うという余りにも不利な条約を殆ど抵抗できず呑んでしまったのだった。

擁護として強いて言うのであれば最後の抵抗が評価され、清の領土を列強のおもちゃとして分割される事が無かったという事程度であろう

そのような結果を受け、戦中は特需景気で湧きに湧いていた日本社会は一気に焦り、一時的な恐慌に陥る程であった。
また、覇権国の座を争うグレートゲームで殆どチェックメイトをされたとすら言える大英帝国は、圧倒的なロシアを防ぐ為の最後の防波堤として、重工業化に民主化、そして特需景気中に大量に生産した銃や大砲を持つ日本を指名し、近代アジア史上の最大の転換点となる「日英同盟」が結ばれるのであった

2 野に咲く名無し@転載禁止 2024/03/08 (金) 18:50:59.661 ID:0cIZ0miES主

正直まだこの辺詳しくないから割と妄想入ってる🥺 日露戦争とかも書きたいよね🥺

3 野に咲く名無し@転載禁止 2024/03/08 (金) 18:55:39.523 ID:85hMf9Xij

読んだ😎

4 野に咲く名無し@転載禁止 2024/03/08 (金) 19:12:32.825 ID:0cIZ0miES主

>>3
駄文に付き合ってくれてありがとね🥺

5 野に咲く名無し@転載禁止 2024/03/08 (金) 19:24:57.788 ID:33QWgZBjU

控えめに言って神😳✨

6 野に咲く名無し@転載禁止 2024/03/08 (金) 19:26:05.648 ID:0cIZ0miES主

>>5
ありがとねぇ🥺

7 野に咲く名無し@転載禁止 2024/03/08 (金) 20:31:11.206 ID:9e7NwHACG

ここらへんの歴史わからなさすぎて名前はいってこないよお🥺

8 野に咲く名無し@転載禁止 2024/03/08 (金) 20:49:34.215 ID:0cIZ0miES主

>>7
ぷゆも🥺✊🏿

9 野に咲く名無し@転載禁止 2024/03/08 (金) 20:50:43.475 ID:42jC0zT9w

坂の上の雲ならここらへん話かなぁ🥺

10 野に咲く名無し@転載禁止 2024/03/08 (金) 21:16:19.635 ID:0cIZ0miES主

>>9
そうね🥺
坂の上の雲と同じ感じで日本はロシアに勝つけど結末的にはある意味で逆みたいなのを書きたいぷゆ🥺

11 野に咲く名無し@転載禁止 2024/03/08 (金) 21:23:48.314 ID:61MOr54wQ

蒼穹の昴とか参考になると思う🥺
あれは西太后の解釈が独創的だった🥺

12 野に咲く名無し@転載禁止 2024/03/08 (金) 21:42:36.737 ID:0cIZ0miES主

>>11
読んで見る🥺👍

13 野に咲く名無し@転載禁止 2024/03/08 (金) 23:12:24.214 ID:31JuGyC00

>>11
あれ面白かった🥺

14 野に咲く名無し@転載禁止 2024/03/08 (金) 23:24:39.608 ID:faM4I0id1

楽しかった
これ史実なん?
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