1 枯れ果てた名無し@転載禁止 (395cc72a) 2024/11/28 (木) 12:44:54.008 ID:2ytJqB3J8
https://www.chem-station.com/blog/2019/05/urine2.html
【ミリモスチム 〜ニッチな需要はあるものの〜】
ウロキナーゼが見つかってからも(その前後も)尿にもっと何か有効成分があるんじゃないかということで血液学者を中心にその探索が活発に行われます。その研究の中心地はやはり欧米だったのですが、これに対し実はこのミリモスチム(商品名:ロイコプロール)は日本で初めてその詳細構造と作用が実証され、医薬品として製品化されたものです。
2 枯れ果てた名無し@転載禁止 2024/11/28 (木) 12:45:02.608 ID:2ytJqB3J8
ミリモスチムは一般にM-CSFと呼ばれるヒト尿中またはに含まれるタンパク質の一種で、ヒト尿より精製される214個のアミノ酸残基からなる蛋白質のホモ2量体で構成される糖蛋白質(分子量:約84,000)として定義され、分類としては顆粒球(一般に「白血球」をイメージしてもらえるといいです)の分化を促したりしてその活動を全体として活発にすることで、癌などが原因で起こる白血球減少症を緩和若しくは治療することを主目的とした薬剤です。”M-CSFは造血因子で、骨髄や歯髄中に存在する多機能性幹細胞から分化するうち、単球とよばれるマクロファージ化する単球細胞の亢進を促す”とありますので所謂「免疫機能」を向上させる作用をもつとみてよいでしょう。この他不妊治療などにも作用し得ると書いてあります。
3 枯れ果てた名無し@転載禁止 2024/11/28 (木) 12:45:10.134 ID:2ytJqB3J8
ウロキナーゼと同様、尿を大量に集める力技をもとにJCRファーマが作ってた、ということは共通しているのですが問題は前回書いたように中国の近代化により新鮮尿が入手しづらくなってきたという点と、ヒト由来製剤にウイルス等の問題が発生してしまうのではないかという懸念。このためか、文献に書いてあるようにこのミリモスチムを含んだロイコプロールは2018年の8月に厚労省に製造・販売の中止が申請され、保険適用外薬剤となってしまったというのがこの薬に関する近年の大きなトピックになります。