1 枯れ果てた名無し@転載禁止 (ddd63928) 2025/01/25 (土) 19:48:33.728 ID:D5YJsPSgS
この話をすると年をとってしまったなと思うのですが、かつては飛行機に乗ると、スマートフォンやノートパソコンを「機内モード」に設定していました。Wi-Fiやデータ通信をオフにして、フライトの間は外の世界との接続を断って過ごしていました。まったく、信じられません。
空の旅を楽しみながら、地上にいる人たちとも繋がっていられるのはすばらしいことなのですが、数時間、繋がりを断つことにも利点がありました。インターネットのおかげで際限なく気が散ってしまう、ということもありませんでしたので、フライト中にたくさんの仕事をこなせました。
その意味では、飛行機にWi-Fiが導入された時には、これは久しぶりにほろ苦く、一長一短のある技術の進歩だと感じました。
機内のWi-Fi環境ほどひどいものはない
もちろんWi-Fiは10年以上使用されていますが、だからといってこの体験がすばらしいものであったというわけではありません。
ほとんどの場合、機内のWi-Fiほどひどいものはないでしょう。これには技術的な原因がいくつかありますが、もっとも大きな原因は飛行機が長距離を飛行しなければならないという点にあります。つまり、地上にある通信タワーを切り替えるか、人工衛星を使わなければならないのです。
人工衛星を使ったインターネットが現実的なものとなったのはここ数年のことですが、やっと飛行機でも使用できるようになりました。
たとえば金曜日、ユナイテッド航空は、イーロン・マスク氏のスペースXが提供する人工衛星を使ったインターネット・サービス「スターリンク」を2025年からすべての航空機に搭載する契約を発表しています。
機内でWi-Fiを提供するのであれば、良いものでなければならないことは航空会社も理解しています。今までのフライトで利用したWiFiについて誰も触れることがなかった2つの要素、つまり、スピードと信頼性が不可欠なのです。
実際のところ、フライトの遅延やロストバゲージと並んで、貧弱なWi-Fiが旅行に関するクレームのトップになっています。
各社の取り組みから期待されることは…
人工衛星を使ったサービスでこの状況を変えようとしている航空会社はユナイテッドだけではありません。
デルタ航空はすべての機体に人工衛星インターネットを搭載しており、Skymilesのすべての会員に対して無料で展開する計画があることを2023年に発表しています。ユナイテッド航空はスターリンクのサービスも無料にすると言っています。
すべてのビジネスに対する教訓があります。顧客に何か提供する時には、それは良い体験にならなくてはなりません。特に、その体験に対して顧客からお金をいただく場合には。
長い間、航空会社にとってWi-Fiは顧客にあと何ドルか使わせるための手段にすぎませんでした。顧客にはほかに選択肢がありませんでしたので、サービスはすばらしいものでなくても良かったのです。
デルタなどほかの航空会社がサービスをアップグレードしており、旅行客がもっと良いWi-Fi体験を、それも無料で提供されることを期待していることはユナイテッド航空も理解しています。もしも何もしなければ、競争上の不利益を被ることになるでしょう。
スピードと信頼性を兼ね備えたWi-Fiが機内で使えるのが当たり前となれば、当然、顧客はそれを期待するようになり、その期待に基づいて購入の意思決定を行うことになります。もう、低品質のWiFiであってもないよりはましとは言えなくなるのです。
スターリンクの利用によって、利用可能なWi-Fi環境、またそれが無料で利用できるという点において、今までよりはるかに優れた体験を提供したいとユナイテッドは考えています。
顧客は今まで以上のサービスを期待していることは分かりました。より優れた体験が期待されている今、Wi-Fiアクセスを航空会社の収益源の一つとして料金を徴収する時代は急速に終わりを迎えようとしています。
https://www.lifehacker.jp/article/2501-can-elon-musk-solve-worst-thing-about-flying-united-airlines-hopes-so/