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ただ狂おしく咲く石榴の花

5 レス · dat原文

かって嬉しい花一匁。 負けて悔しい花一匁。 あの子が欲しい。 あの子じゃ分からん。 相談しましょう。 そうしましょう。
これほど嬉しい日はない。 なんと美しい花だろうか。 これが今日から私のものとなるのだ。 家に花を持ち帰り、水を与える。 水を与えるごとに花は美しさを増し輝き続ける。 花は成長し実をつけ始めていた。
私はその実を食む。 なんと極上の品であろう。 これほどまでに甘美なものが今まであっただろうか。 思わず興奮してしまう。 もっと綺麗にしたい。水を沢山与える。
咲いている美しい花。 実を口一杯に頬張り咀嚼し、そして飲み込む。 もうこれ以上水を与えたところで意味はないかも知れないが、それでも水を与えずにはいられない。 全て食べてしまうのはもったいないがせめて味わいながら。 狂おしく咲く一輪の花。
核投下跡地