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全身唐澤貴洋

11 レス · dat原文

ある日の夜のこと。 夕飯の弁当に、唐澤貴洋が混入していた。電子レンジで数分間加熱されたからか、ぐったりとした様子だった。私のことを眺めながら、モゾモゾと動いている。 話に聞いたことはあった。しかし、唐澤貴洋のおぞましさを形容する語彙は、この世に存在しないのではないだろうか、と感じた。 恐怖と嫌悪感に、動悸が高まり、脂汗がじわりと滴る。 あまりのことに何も出来ない私を尻目に、唐澤貴洋はデミグラス・ソースまみれの太った体をくねらせながら、ハンバーグの中に潜り込んだ。 なぜ、私なのだ。 唐澤貴洋という、あまりにも理不尽な現実を突きつけられ、私は絶望した。 この唐澤貴洋さえいなければ、私の日常はこれまでどおり平穏だったはずだ。 交通事故や急病ならば、金銭によって問題の大部分を解決することができるが、私の場合は取り返しがつかない。 唐澤貴洋を解決する方法は無いのだ。 時間の経過とともに、怒りとも、焦燥感とも、狂気とも言える何かがこみ上げ、私の頭のなかを満たした。 走馬灯のように駆け巡ったのは、私の一生ではなかった。絶望の淵に沈んだ人間の、どす黒い何かだった。 無論、目の前の問題を解決する方法が無いことは理解している。唐澤貴洋が孵るのは時間の問題だ。 ここから逃げ出したところで、唐澤貴洋はどこまでも私を追いかけるだろう。 居ても立ってもいられなくなった私は、何度も転びながら台所に向かい、包丁を握りしめる。 そして、唐澤貴洋が逃げ込んだハンバーグに思い切り包丁を突き立てた。 ぐにゃり、という感触が手に伝わると同時に、無数の唐澤貴洋が飛び散り、私の体を覆う。 私の世界は、唐澤貴洋に埋め尽くされた。唐澤貴洋がありとあらゆるところでモゾモゾと動いている。 下着の中にも潜り込んだ。鳥肌が立つ。脳みその内側が痒くなる感覚に襲われた。 生暖かく、ぬめぬめとした唐澤貴洋に全身を蹂躙され、私の意識は朦朧としてきた。 ああ、こうしてこの耐え難い苦痛から解放されるのか。人間の体とはよく出来たものだ、と感心した。 口がこじ開けられ、大量の唐澤貴洋が入ってきたあたりで、私は鋭い悲鳴を上げ、気を失った。
想像したらかわいい
全身に鳥肌が立った
生物の嫌悪感から逃れられない運命がとても気持ち悪さを駆り立てる
気持ち悪い 映像化されそう
あーブリ
実際に混入してたら飼いたい
タイトルから想起したのとは全く違う全身唐澤貴洋だった おぞまし過ぎる
これはすごい ホラー路線すこ
山岡さんがこの小説めいてきましたね…
核投下跡地