ある所に一つの男がいた。
男は巨体をだらしなくソファーに預け、ただ水色の塊を齧っていた。
『ガリガリ君美味しいナリ』
30代後半にもなる男が赤子の様相を呈している、これはいけない。
でもかわいい、ですがそれでいい。
僕が男を眺めていると、不意に優しい世界は崩された。
「我慢できへん、ガチコロしたるで!」
尿の如き濁った黄の体色をした二本足のバケモノが戸をぶっ飛ばし、その手には金属棒が握られ、その眼には並々ならぬ意欲を滾らせていたのだ。
男は涙目になったが直ぐに『当職は弁護士ナリ、お前らが叩いていい存在じゃない、当職の後輩も怯えている、しっかりと罪を認識しなさい』と言い放った、頼もしい。
「先輩がいるというのに怯えたりはしませんよ」
この僕なりの励ましに応え、男の表情が弛む、たまらない。
「なんやお前ら気色悪いな、臭すぎる、これは教育やろなぁ…」
先程優しい世界の邪魔をしたバケモノが再び汚れた言葉を吐き、獲物を構えて突撃してきた。
男はそれと同時に声を放った。
『当職は弁護士ナリよ、お前らが叩いていい相手じゃないと忠告はしたナリ』
男の口が一瞬停まり、怒りがその目には見えた。
バケモノが男の間合いに入った瞬間に男からいつもの殺し文句が漏れる。
『諸君、さよならナリよ』
男は瞬時に自らの首を90度捻り、手際よく相手の首を180度捻る、即席の優しい世界を与えてやるのだ。
普段見る事のない視点に切り替わったのち、ゆっくりと眠りにつく相手の身体を最期まで支えてやるのは男の優しさだ。
バケモノは獲物を活かす機会も無く息絶えた、赤子の手を捻るが如く倒そうとした相手に逆の事をされ命を落とすのはさぞかし無念だろう。
でもこれは残念でもないし当然の事なのだ。
邪魔者が消えたので自然と思った事が口に出てしまった。
「先輩、バケモノには優しくしなくても良いと思います」
『何が優しくしてたように見えたナリか?』
「先輩はやっつけた後相手を丁寧に支えている、バケモノに先輩の気遣いを受ける権利はないと思いますよ」
『当職はただでさえ戸口を壊されてしまった事務所をこれ以上傷物にしたくなかっただけナリ』
「建物を労わるなんて先輩は本当に優しいんですね」
『山岡くん、妬いてるナリか?』
思いもよらない言葉に会話が途切れる、息苦しい。
先輩に僕の気持ちがわかる訳が無いと甘く見ていた報いか、それともありのままの気持ちを伝えるまたとない機会か、僕は赤子のようにかわいく、紳士のように優しい先輩によって一瞬のうちに運命を決める選択を強いられてしまったのだ。
赤子紳士
27 レス · dat原文
終わりンゴ
同じ意味の言葉が何回もあってくどいのはゆるしてクレメンス
デリュケーの作品あんまり把握してませんのでタイトル被りしてたらごめんなさい
終わりにまとまりなくってすみません
ではさよなら法政ニ中
唐澤貴洋愛す
東方のハセカラ担当の復讐劇と同じ人?くせーぞ
なぜあとがきを付けるのか、自問自答する日々
東方のハセカラ担当の復讐劇の作者と違ってたらごめんね
でもせっかくだからコメントしてあげるね
最初に一つの男っていってるのに場面には二人の男がいるよね
そもそも男に一つっておかしくないか
それ以降は読んでないわ、ごめんな
たびたびごめんね
最後まで読んでみたけど、これってもしかして先輩の中に山岡っていう人格がいるって考えていいのかな?
だから最初に一つの男って書いたのかな?「」と『』で人格を使い分けてるのかな?先輩は二重人格者なの?人格が人格に恋してるの?
でもそうするとこの文脈の中の、黄の体色をした二歩足のバケモノはどういう立ち位置になるのかな?
黄色は色彩心理学的に希望、発展、光明を表すから、外側から先輩へかけられた未知のアクションの象徴だと思えるけど、それが人型をしているってなると、先輩にとっての他人の存在を表しているみたいに思えるんだよね
でもそんな存在があらわれて「優しい世界は崩された」って表現されているとしたら、やっぱり他人の存在は先輩にとって許容できるものではなかったってことかな
黄色は注意を促す警戒色でもあるけど、それを有無を言わさず排除してしまうということは、外部ストレスへ対する耐性の無さを露呈していることになるよね
つまり先輩は自分かわいさに外へと目を向けられない「赤子」ってことだって思ったよ
強いて言うと黄色は甘えっていう意味も持ってるからね
すごいよく考えられた作品だよこれは
感心してしまう
最初によく読まずに、くせーぞなんて言ってごめんな
良く読みこんで頭フル回転させて意味をつかんでから発言するようにするからこれからもがんばってね
おねがい
この作者何があるの?
最後まで読んでまた読めばわかるけど後輩視点の話だぞ
深読み考察ニキ嫌いじゃないけど好きじゃないよ
新デリュケー民のための練習スレを切に望む
>>2が余計
筆者の自分語りはご法度でりゅよ
確かに>>2が余計
言い訳も自己主張もせず淡々と作品を投下するものですを
確かに2が余計
それさえなければ悪くなかったのに・・・
2と深読みニキが余計
初心者スレたてて、どうぞ
読み終えた直後は普通にいいと思った
しかしここまでの一連の流れを見ているうちにその感情が消えつつある
人とは不思議なものだ
自分語りしたらこうなるのもしゃーない
いやこれぜんぶ深読み野郎のせいだろ
それさえなければ普通に読めるしむしろおもしろ味がある
人の感情とは不思議なものだ
みんな流されてる
山岡視点だから一つの男でもおかしくないし
黄色云々もただのやきう民でしょ
こんなん考察するほどじゃない
ななめ読みは麻
同期だから先輩後輩じゃないんだよね
人生の先輩ではあるけど
なお歳だけ食った脛かじりの模様
いくつもの意味に取れる暗示的なストーリー
卓越した文章との出会いに感謝
評論家きどるものの、誰一人説得できてなくて草
嫉妬してるって、はっきりわかんだね
核投下跡地
核投下跡地
核投下跡地