詩を詠む
17 レス · dat原文
1:野に咲く名無し@転載禁止 [3c7f96ef] 2024/04/05 (金) 19:09:50.140 ID:iXd2aVj4i主
「来ましたよ」
「また詠みますね」
https://i.imgur.com/923L6mX.png
2:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:10:19.742 ID:iXd2aVj4i主
「春の問題」
「辻征夫」
3:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:10:33.888 ID:iXd2aVj4i主
また春になってしまった
これが何回めの春であるのか
ぼくにはわからない
4:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:11:19.863 ID:iXd2aVj4i主
人類出現前の春もまた
春だったのだろうか
原始時代には ひとは
これが春だなんて知らずに
、 、
(ただ要するにいまなのだと思って)
5:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:11:31.852 ID:iXd2aVj4i主
そこらにやたらに咲く春の花を
ぼんやり 原始的な眼つきで
眺めていたりしたのだろうか
6:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:11:54.052 ID:iXd2aVj4i主
微風にひらひら舞い落ちるちいさな花
あるいはドサッと頭上に落下する巨大な花
7:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:12:27.039 ID:iXd2aVj4i主
ああこの花々が主食だったらくらしはどんなにらくだろう
どだいおれに恐竜なんかが
殺せるわけがないじゃないか ちきしょう
などと原始語でつぶやき
8:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:12:37.522 ID:iXd2aVj4i主
石斧(せきふ)や 棍棒などにちらと眼をやり
膝をかかえてかんがえこむ
そんな男もいただろうか
9:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:12:49.187 ID:iXd2aVj4i主
でもしかたがないやがんばらなくちゃと
かれがまた洞窟の外の花々に眼をもどすと……
10:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:13:02.364 ID:iXd2aVj4i主
おどろくべし!
そのちょっとした瞬間に
日はすでにどっぷりと暮れ
鼻先まで ぶあつい闇と
亡霊のマンモスなどが
鬼気迫るように
迫っていたのだ
11:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:13:16.891 ID:iXd2aVj4i主
髯や鬚の
原始時代の
原始人よ
12:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:13:35.993 ID:iXd2aVj4i主
不安や
いろんな種類の
おっかなさに
よくぞ耐えてこんにちまで
生きてきたなと誉めてやりたいが
13:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:14:03.741 ID:iXd2aVj4i主
きみは
すなわちぼくで
14:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:14:11.723 ID:iXd2aVj4i主
ぼくはきみなので
15:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:14:32.006 ID:iXd2aVj4i主
自画自賛はつつしみたい
16:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:15:21.207 ID:iXd2aVj4i主
「それでは、また来ますね」
https://i.imgur.com/923L6mX.png
17:野に咲く名無し@転載禁止 2024/04/05 (金) 19:35:11.954 ID:eIY7p5MHw
不安を耐え生き延びた彼らに乾杯
僕も彼らになれるかな
!pay:10:ID:iXd2aVj4i
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★ID:iXd2aVj4iに10g??を送りました。