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詩を詠む

9 レス · dat原文

「またきました」 「詠みますね」 https://i.imgur.com/SxNhKlQ.png □おすすめ設定 1、専ブラのsikiをダウンロード(https://sikiapp.net/) 2、voicevoxをダウンロード(https://voicevox.hiroshiba.jp/) 3、プラグイン「voicevox_test」をダウンロード(https://sikiapp.net/plugins/) 4、プラグイン内「index.js」ファイルをテキストソフトで開き、「defaultSpeaker」の数字を0から47へ変更 5、sikiを起動し、左上の「三」ボタン→ツール→場所を開く→設定の場所を開く→pluginsフォルダ内に3をおく 6、sikiを再起動 7、voicevoxを起動し、そのまま放置 8、右クリック→スレッド操作→オートスクロール→読み上げを選択 9、スレURLをコピーしてsikiでスレを開く 10、右下▲クリックしてスレを読み上げ再生
「原っぱ」 「長田弘」
原っぱには、何もなかった。
ブランコも、遊動円木もなかった。ベンチもなかった。一本の木もなかったから、木蔭もなかった。激しい雨がふると、そこにもここにも、 おおきな水溜まりができた。原っぱのへりは、いつもぼうぼうの草むらだった。
 きみがはじめてトカゲをみたのは、原っぱの草むらだ。
はじめてカミキリムシをつかまえたのも。きみは原っぱで、自転車に乗ることをおぼえた。野球をおぼえた。はじめて口惜し泣き(くやしなき)した。春に、タンポポがいっせいに空飛ぶのをみたのも、夏に、はじめてアンタレスという名の星をおぼえたのも、原っぱだ。冬の風にはじめて大凧を揚げたのも。原っぱは、いまはもうなくなってしまった。
 原っぱには、何もなかったのだ。
けれども、誰のものでもなかった何もない原っぱには、ほかのどこにもないものがあった。きみの自由が。
「それでは帰ります」 「またきますね」 https://i.imgur.com/SxNhKlQ.png