夏の終わりも近づく、昼下がりのこと。
町外れのカフェで、うこん鉢とチュリー・プラネットは、茶色い汁を啜っていた。
「ごくごく…こっちの茶色も美味しいぷらねぇ」
「でしょ~このお店、オススメなんでチュよ」
「ところで、プラネットさんは夏休みの宿題進んだぷら?」
「チュ~?宿題ってなんでチュか?」
チュリーは、ナチュラルにサボるタイプである。
「まじか…ぷらはあと、絵日記だけぷら」
「絵日記、聞いた事がありまチュ。お絵かきと日記を書くんでチュ?」
「そうぷら。しかし夏休みはずっとだらだらしてて、思い出がないぷら!
なにか思い出に残ることをしたいぷら」
「お出かけとかでチュか?でもチューも推しカフェくらいしか…」
「それならいい場所あるよ!」
チュリーのスマホから大きな声がする。
声の主は、勝手についてきた牡丹ユリだ。
「チュ!?」
「ふふふ…夏の思い出になる、素敵な場所。
さらにさらに夏でも空いてる場所といえばあそこしかないよ。
───ぷゆゆーランド!」
「あっ、あの寂れてる遊園地ぷら?」
「遊園地!行ってみたいでチュ」
「そうと決まれば、出発だね!」
【SS】うこん鉢の絵日記【マスコット】
14 レス · dat原文
ぷゆゆーランドに到着した3人。
「おお…見事に人いないぷらねえ。」
「当たり前だよなぁ?こんな暑いとみんなお家にいるからね。だからこその穴場ってわけだよ」
「どんなアトラクションがあるか、ワクワクしまチュ~」
最初に向かったのはパレード。
「これが名物のぷゆゆパレード!思い出にぴったりじゃない?」
「確かに印象に残るけど、ちょっとキモいぷら」
ぷゆゆの頭がついた着ぐるみ達が、ヌルヌルと妙な踊りを披露している。
「チュ~!素敵、チューも踊りたいでチュ」
チュリーには何か琴線に触れるものがあったのか、目を輝かせる。
そのまま、着ぐるみと一緒に踊りだした。
「すごい、ヌルヌル同士通じあったのかな」
「世の中は広いぷら」
次に向かったのは観覧車。
「狭いとこ落ち着くぷらねえ」
「おお、どんどん動いていくでチュね。…あれ?」
「…」
気づいたら、ユリの声がしない。
スマホの充電切れのようだ。
「あれっ、充電器充電器チュ…」
しかし、探しても見つからない。
「ないでチュ、どうしたら…」
「充電器?ならここにあるぷら」
うこん鉢が、頭の鉢を取る。
そこにはモバイルバッテリーがあった。
「この前落ちててなんとなく拾ったぷら」
「おっ、ありがチュ~!これで!」
モバイルバッテリーに接続し、スマホが復帰する。
「復活!もお~せっかくの観覧車で電池切れるなんて!」
「ごめんでチュー」
「外、すごいぷらよ」
外を見ると、ちょうど観覧車が頂上に到着していた。
「おおー、監視塔までよく見えるよ」
「こんな高いところ初めてぷら」
「農園に来た時を思い出しまチュ…」
3人が最後に向かったのは、お化け屋敷。
「チュ…ほんとに入るんでチュ?」
「大丈夫だよ!作り物だからさ…」
そう言いつつも、ガタガタ震えているユリ。
しかしうこん鉢は、全く動じてないようだ。
「ぷらはむしろ暗いほうが落ち着くぷらね」
薄暗い中を進んでいくと、大きな井戸が現れる。
今にも何か出てきそうな雰囲気…
「ここ入ってもいいぷら?」
「ダメだよ…ほらあれだお化け役の人を邪魔したらよくないじゃんほらさっさと」
「チュ…何か動いて…」
【があああああぞおおおおおううううううう!!!!】
お化けが出てきた。
「ぎゃあああああああ!助けてぷゆゆくん~!!!」
「チュ~~~!!!」
コテコテの仕掛けだが、ビビり散らかす二人。
すると、なぜかチュリーの目が輝き始める。
「ぷら!?」
「あー怖い…けどチュリーくん、ここでそれはまずいんじゃ…」
「怖いお化けは退治しなきゃでチュ…チューリップビーーーム!!!」
「「あっ」」
チュリーの目から放たれたビームが、お化けを貫いた。
「ふう~悪は滅びたでチュ」
「どうすんのこれ…まじでやばい…」
「何も起きなきゃいいぷらけど」
ランド内に警報が鳴り響く。
【お化け屋敷に危険人物複数!即時確保!】
それを聞きつけたのか、着ぐるみの集団がぞろぞろと向かってくる。
「チュっ!?」
「え、ぷらは何もしてないのに…」
「逃げるよ!みんな!」
非常口に向かってユリが指示を出しながら向かっていく。
「もうすぐ出口でチュ…あっ!」
しかし、ドアの前には既に着ぐるみが。
回り込まれてしまったようだ。
「そんな!」
「どうするぷら…?」
捕まるのは時間の問題。
3人が手をこまねいていると…
「ヤーッ!」
その声と同時に、着ぐるみがバッタバタと倒されていく
「誰ぷら!?」
「せっかくの休日なのに、大変なことになってるネ」
現れたのは楚李普。彼女もランドに来ていたようだ。
「わー、プーくん!心強いよ!」
「とりあえずどうすればいいアル?」
「ランドを出たいチュ~ユリちゃんが道を教えてくれまチュ」
「なるほどネ」
楚李普の拳法で、着ぐるみは次々倒れていく。
順調に最短ルートを進み、目指すは出口だが…
「ぷら!?あれは…」
出口には、既に着ぐるみの集団が。
それだけでなく、中央にいるのは麦わら帽子を被った…
「農園主さん!?」
【今なら罰チューリップで済みます。投降してください】
「どうするぷら?正直ぷらは早く帰りた──」
「ここまでみんなで逃げてきて、止まれないでチュ。
チューがここを、突破してみせまチュ」
再び、チュリーの目に光が灯る。
「えっ、それはまさか…」
「やばそうアル。逃げるネ──」
しかし、逃げる間もなく。
「みんなを助けるんでチュ!
奥義、チューリップボンバーーッ!!!!」
ランドが、大爆発した。
「ゲホゲホ…すごい威力ぷら…」
「電脳だから意味のない爆発だよ…でもスマホ壊れそうだったよ」
そして、無傷の二人。
「みんな、大丈夫でチュー?
ちょっと、やりすぎたチュ…」
「大丈夫アル。見たところ着ぐるみはいなくなったネ」
「それより、これを見るぷら…」
4人の目の前にあるのは、ランド?”?だった?”?場所。
何も無くなりまっさらで、空がよく見える。
「きれい…」
「美しいアル…」
「きれいぷら…」
「素敵でチュ…」
「墓穴を掘ったねコリャ…」
いつの間にかそこにいたあなほり隊長。
4人はまだ知らない。これから地獄の復興作業が待っていることを…
「………ということがありましたぷら。めちゃくちゃだけど、二度とない経験になって楽しかったぷら」
それからしばらく後のこと。
うこん鉢の絵日記は、無事に完成しましたとさ。
おしまい
😡があぞおおおおう
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楽しんでてええな
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草
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ユリちゃん勝手についてきてて草
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🛸一ニ三三三😡三三三三
https://i.imgur.com/rXgNrVk.png
ちょくちょく喋り方汚くなるの草
良いssだった
みんなありがとう😭🙏
SS経験全然ないけど書いてみたんだ
小ネタわかってくれて嬉しい😃
>>10
すごい!画像お化けのシーンだ!
表情がまさにあそこって感じですこ😍
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>>10
草
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