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エビ・カニ合戦

5 レス · dat原文

むかしむかし、海の底にある小さなサンゴの村に、一匹の優しいカニが住んでいました。ある日、カニは海藻の茂みでキラキラ光る真珠を見つけました。「これは家族への贈り物にしよう」と喜んで持ち帰ろうとしたその時、ずる賢いエビが現れました。 「やあ、カニ君、その真珠は綺麗だね。でもさ、重そうだから僕が持ってあげようか?その代わりにおいしい海草団子をあげるよ」とエビはにこやかに言いました。カニは少し迷いましたが、エビの笑顔にだまされ、真珠を渡してしまいました。しかし、エビは海草団子を渡さず、「こんな美味しそうな真珠、もったいないよ!」と言って、さっと泳ぎ去ってしまったのです。 カニはとても悔しくて涙を流しました。「あの真珠は家族のために大事なものだったのに…。エビに復讐して取り戻さなきゃ!」と決意し、仲間を集めることにしました。
最初にカニが訪ねたのは、力持ちのタコでした。「タコさん、エビが僕をだまして真珠を奪ったんだ。力を貸してくれないか?」と頼むと、タコは「よし、エビのずる賢さは許せない。協力してやるよ!」と快諾しました。 次にカニは、賢いイカに会いました。「イカさん、エビにだまされたんだ。頭のいい君に作戦を考えてほしい」と言うと、イカは「ふむ、エビは素早いから罠が必要だね。任せておけ」と言ってくれました。 最後にカニは、小さくて素早いシャコに声をかけました。「シャコちゃん、エビに真珠を盗まれたんだ。一緒に戦ってくれる?」と聞くと、シャコは「エビなんて大嫌い!私の拳でやっつけてやる!」と元気に答えました。
タコが長い腕でエビをつかまえ、イカが墨を吐いて混乱させ、シャコが鋭い拳でエビをこらしめました。ついにエビは真珠を返し、「もう二度と悪いことはしないよ」と泣きながら謝りました。カニは真珠を取り戻し、仲間たちに感謝しました。「みんなのおかげで家族に贈り物を持っていけるよ。本当にありがとう!」と笑顔で言いました。
ところがその時、海の上から大きな影が近づいてきました。見上げると、それは網を持ったおじさんでした。おじさんは「ほほう、美味しそうな海の仲間たちが揃ってるじゃないか!」とニヤリと笑い、あっという間にカニ、エビ、タコ、イカ、シャコを網で捕まえてしまいました。 おじさんはみんなを船に上げると、「こいつらは海鮮お好み焼きにぴったりだな」と言い、鉄板の上でジュージューと焼き始めました。カニの復讐も、エビの謝罪も、仲間たちの絆も、すべてはおじさんの胃袋に収まり、サンゴの村は静かになりました。おじさんは満足そうに「おいしいお好み焼きだったぜ」とつぶやき、海の彼方へ去っていきました。 おしまい。
イデオンみたいな話だね🥺