43 核撃てば尊師 2013/05/15(水) 15:44:00 ID:T1P8RwUc0
ふと、目の前にある唐澤貴洋の脚に目が行く。
ほぼ一日中イスに座って仕事を行っていたことでいつもと違う足回りになっていることに気づく。
「ねぇ、唐澤貴洋……。ちょっと揉んでいいかな?」
「えっ……? い、いきなり何を言い出すナリか?」
「あっ、ごめん。言い方が悪かったね、脚のことを言っているの」
「当職の脚……?」
「うん。脚が張ってて何だか辛そうだから、揉んで少しでも疲れを取ってあげようと思ってさ。……ダメ、かな?」
「もう……。そんな顔で頼まれたら断れないナリ……。」
「ありがとう」
そう言って唐澤貴洋は両足をソファの肘掛け部分から僕の近くに下ろした。
まずは左右のふくらはぎの硬さを触って確かめてみる。
――うん、右の方が左より若干硬いな。
次は左足の膝裏に両手を添え、親指でゆっくりと3回圧してみる。