283 - [´・ω・`] tor-exit1-terrahost07.tuxli.org 2023/02/02(木) 21:08:20.69 ID:Lblda9Er0
続き
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https://bunshun.jp/articles/-/60477?page=4
大阪のキャバ嬢「ひめか」に数億円つぎ込む
Tの事務所に現れた関戸は努めて冷静さを保とうとしていたという。
「最近、菊地とはどうなのか? 今後のことについても話しているのですか?」というT弁護士の質問に対し、関戸は「このところ会ってもない」と実にそっけない返事をするだけだった。
カネが回らなくなっているエクシアの内部崩壊を予感させるような雰囲気が関戸からは滲んでいたそうだ。
一方、エクシア代表の菊地翔は何をしているのか。大阪のキャバ嬢「ひめか」にとことん入れあげ、尋常ならざるカネをつぎこんでいることは既に報じたとおりだ。記事の出た後、菊地とひめかとの間に距離が出てきたとは聞いていた。ひめかは周囲から菊地と縁を切るよう勧められていたという。
事態が動いたのは今年に入ってからだった。ひめかは突如としてTwitterで「皆様からのご指摘のある菊地翔」について「今までの気持ちと今の気持ち」を表明する。かいつまんで言うと、尊敬する客として接しているうちに好意を抱いてしまったが、周囲から菊地の仕事のよろしくない評判を指摘され、別れを決心したというものだ。
菊地はひめかに数億円はつぎ込んだとも言われている。傷心の菊地は、昨今はもっぱら東京・六本木にあるバー「アゲイン」に入り浸りになり夜ごと泥酔しているという。
地元の高校を卒業後、「東京モード学園」に進学
エクシアに対する訴訟が増える中、菊地は社内のある幹部と別の投資会社を立ち上げようとしていた。その動きは関戸らほかのエクシア幹部には伝えず秘密裡に計画されたものだったが、資金集めなどが上手くいかずその話は立ち消えになった。
こうした状況でも菊地は次々と新たな儲け話を考え、カネを集めようとしているのである。そして巨額の資金を集めては放蕩を繰り返す。この特異な男はどんな風に生まれたのか。
菊地は北海道札幌市で生まれた。父は保険会社に勤めるサラリーマン。母は専業主婦。地元の高校を卒業し、東京の専門学校「東京モード学園」に行く菊地を数人の友人らが千歳空港で見送った。
「頼平、頑張れよ」
友人らは口々に励ました。この頃、菊地はまだ「翔」ではない。「頼平」と呼ばれていた。そう、菊地の本名は「菊地頼平」(きくち・よりへい)だった。後に取得する「翔」とは余りに落差を感じる古風な名前だ。
ネイルサロンの経営で失敗 多額の負債から逃れるために改名
友人らによれば、「東京モード学園」を卒業した菊地は、借金をしてネイルサロンの経営に手を出していた。当時は、「なにかやってからでないと札幌には帰れない」と語っていたという。一旗上げねば故郷には帰れないという意識が強かった。
けれども、ネイルサロンの経営は上手く行かず、結果として菊地には借金だけが残った。4500万円。20歳を超えたばかりの若者には大きすぎる負債だった。この負債から逃れるため、菊地は名前を変えることを思いつく。「頼平」改め「翔」。飛翔――何者かになりたいという思いがその名前を選ばせたのか。
かつて菊地は東京歌舞伎町にある店舗で働くキャバ嬢がお気に入りだった。菊地は彼女のもとに相当通った。席に着き、高い酒を並べては自らのたどってきた道を彼女に聞かせてきた。聞かせてきたというよりも、恐らく聞いてもらいたかったのだろう。それは菊地の承認欲求のようでもあった。
ネイルサロンの経営で失敗し、多額の負債を負い、それから逃れるために改名までしたこと、歌舞伎町のほかのキャバクラで皿洗いなども経験したと語っていたという。
東京だけでなく地方からの訴えも増加
菊地は酔っ払うと、情報商材で相当に儲けたことを自慢げに話すのが好きだった。どうということもない商品に幾重にも言葉の衣をつけて見栄えを良くしては、売り飛ばし儲けてきたことを饒舌に語った。空虚なものをさも実質があるかのように見せる、菊地にはそういう言葉の巧みさがあった。
菊地の住民票を追いかけた弁護士によれば、若い頃は豊島区池袋に住んでいたことがわかっている。しかし10年ほど前から港区内での転居を繰り返すほど羽振りが良くなっていた。今でも住むのは現金で買った、大手ディベロッパーが手掛けた大規模商業ビルの高級レジデンスである。購入金額は3億円と言われている。
菊地と関戸という大幹部の仲が微妙な陰りを見せ始めているエクシア。同社に対する訴訟は相次ぎ、東京だけでなく地方からの訴えも増えてきた。2023年1月、警視庁では捜査2課長が代わった。その交代を機にエクシアへの捜査が行われるのではないかという情報が飛び交う。六本木グランドタワー15階から巷を睥睨していた菊地と関戸。彼らの目に映る風景は、一変したに違いない。投資会社エクシアの包囲網はじりじりと狭まっている。