【唐澤貴洋殺す】雑談★3【豆大福】 (1001)

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922 無名弁護士 (sage) 2017/05/18(木) 20:53:58.61 ID:PQX3nZy00

「うんち」

それがいつも通り昼頃にキュムキュムと出勤してきて、たった今まで黙っていた上司からかけられた今日の一言目だった。
「はぁ?」と返したくなる心を抑え、僕はゆっくりと驚きで固まった脳を働かせ始めた。
…うんち。彼は間違いなくそう言った。小学生なら爆笑するであろう言葉。子供向けギャグ漫画での定番小道具。ゲームでの嫌がらせアイテム。そんな言葉を平日の昼間に、ぱつぱつなスーツを着た小太りの中年男性が口にしたのである。

何を意味しているのか?

笑いを取ろうとしたわけではないだろう。僕は上司が仕事をしないことは慣れっこだし、むしろ普段アイドルのライブ映像に合わせて合いの手やコールをしている彼が黙ってデスクにいるというだけでかなり仕事がしやすく上機嫌ですらあった。
では?うんちを要求しているとでも言うのだろうか。いや、そんなはずはない。
彼はいつも「父親を犯し、その肛門から排出される自らの精液と混ざったうんち」しか口にしない。
そのため父親が食べるものにトラウマのあるピーナッツが混入することを過敏なほど気にしているような彼が今朝何を食べたかすら分からない僕のうんちを求めるはずがない。