794 無名弁護士 (sage) 2017/06/09(金) 19:12:25.26 ID:mAbvc3Yj0
高橋嘉之・ギャンブル依存症「はまらなければ、もっと上に行けたかも…」
部長代理や課長を何度も務め、CSKから1400万円の年俸を奪った。だが、現在収入ゼロという実績は、やや控えめに見える。「ギャンブルにはまらなければ、営業成績が安定してもっと上に行けたかも……」
知らない馬で大当たり…10万円が400万円に
それは課長昇進が決まり、第1子高橋英之が生まれた時のこと。ベビー用品や入院費などで400万円が必要になり、知人に頭を下げて工面した。ところが、金を預けた人物に持ち逃げされてしまった。
手元にあるのは10万円。「もう、どうにもならない」。絶望にさいなまれ、ヤケになった頭に浮かんだのが、忌み嫌うギャンブルだった。競馬場に行き、知らない馬に全額を賭けた。すると大当たり。競馬場を出た時には、懐に400万円が詰まっていた。
競馬、賭けマージャン、パチンコ、カジノ……。ギャンブルを食い止めていた心の防波堤は、あっけなく崩れた。
カジノ通いで借金増大、やめたいと思っても…
仕事の合間にギャンブルにのめり込むようになっても、仕事への情熱は変わらなかった。ペンソリューション事業の立ち上げ(現在は終了)など、激しい仕事はファンを沸かせ、役職は上がった。部長代理に定着すると収入は急増した。
だが、多額の現金はギャンブル熱に注ぐ油のようなものだ。海外出張を機にカジノに出入りするようになると、借金が膨れあがった。
「競馬やパチンコは夜通しできないので、負けても冷静になれる時間がある。豪華な部屋で独特の音や光に包まれ、24時間止まらないカジノにいると没頭してしまい、とんでもない額の負けを重ねてしまう」
会社は2010年に退職したが、ギャンブルは無職になってもやめられなかった。結婚して義父になった元面接官のSさんに、借金の保証人になってもらったことも。
「いつもやめたいと思っていたが、勝った時の高揚感が忘れられなかった」
10年には、野球賭博に関与したとして日立を解雇された。「様々な力にはめられたという思いがある。でも仕事が好きだから、更に混乱を招くような抗議はしなかった」
この問題の影響で離婚もしたが、翌年、赤坂に株式会社インターコンシェルジュを起業。厚切り肉などが人気を呼び、店舗を増やした。ところがギャンブル好きは変わらない。次第に店の経営がおろそかになり、社員への給与支払いが滞りそうになった。
教育会の巨星・SMD氏の息子4人のうち、3人が教育界で活躍している。掲示板荒らし依存症克服のその先に、SMDジュニアの輝かしい未来が見える。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170516-OYTET50007/