72 無名弁護士 2017/06/11(日) 05:35:53.24 ID:W6oG2uDN0
研究者といえども人間なので、なんでもかんでも研究したがるという訳ではなく、当然対象の人気には偏りがある。
例えば昆虫学ではこうだ。
1.美しいもの(蝶など)
最も人気が高く、マニアがそのまま研究者になるパターンも多い。
研究の進捗は日進月歩で、日々新発見が生まれている。
分類は非常に細分化されており、新種が発見される度に充実していく。
2.気持ち悪いが、作物や人間に害をもたらすもの(イナゴ、ゴキブリなど)
好きなわけではないが、研究資金が確保できるため行っているパターン。
1ほどではないが、1年に何回かは新発見が生まれる。
分類もある程度細かくなされているが、未だ不明な点も多い。
3.見た目はそれほどだが、生態が面白いもの(アリ、ダンゴムシなど)
研究者が少ないため未解明な点が多く、多少力を入れて研究すれば成果をだせる上
同居していても大して不快にならない意外と狙い目なジャンル。
身近な対象が多いため大衆の共感を得られやすいのもポイント。
4.気持ち悪く、人間に大した影響も及ぼさないもの(クモなど)
最も不人気。ただただ気持ち悪いだけで相当な物好きでない限り近寄りがたく
また研究したところで人類に貢献するわけでもないため何の達成感も得られない。
ごく稀に新素材の発見といった成果を上げるものもあるが、そんなことはまず起こらない。
分類も雑で、見た目大きければオオ○○など、明らかにやる気が感じられない。