442 無名弁護士 (sage) 2017/06/19(月) 23:08:20.78 ID:+05kcBNl0
嘉之は痛さと恐怖に泣いていた。しかしどうしようもなかった。
貧弱な語彙でパソコンに向かって拙い日本語を綴り共有フォルダに格納する。
適量の水と下剤を摂取すると、またパソコンに向かう。
目の前にはおよそ1000題もの量の〇〇館小学一年生向け練習問題が入ったコンテナが並んでいる。
これに頭の悪そうな誤りの肢を追加するのが嘉之のノルマだ。
すかさずムチが飛んでくる。
後ろに立つスーツ姿の男は嬉しげに不気味に笑い、〇〇学園から取り寄せた処刑用のムチを楽しげに振り回す。
しなったムチの先端が全裸に剥かれた嘉之の背中をえぐり、その皮膚は執拗な攻撃に耐えきれずはがれ黄色い脂肪の層が覗いている。
あまりの痛さに気を失いそうになるとすかさず後ろの男はこれを見とがめ、嘉之の背中にガソリンをかける。
ガソリンが傷口に染みそのとてつもない痛みのせいで、皮肉なことにまさに痛みによって気を失いかけていたのに目をさましてしまう。
この練習問題は濾過器でコーンやニラを濾された後、製本され全国の書店や学習塾の教室に並ぶのだ。
そうして、多くの中学受験生たちを優秀にする。
しかし、こんな幸せの裏にも、ムチで叩かれむせび泣く教育コンサルタントの声があるのだということを忘れないで欲しい。