984 無名弁護士 2017/06/21(水) 11:16:47.51 ID:lAtG3S/X0
……ふむ、やはりわからない。
こういうときは甘いものを食べて脳を活性化させるに限る。茶菓子に手を伸ばした当職の脇で2人の会話がつづく。
「実は昨晩もしちゃいましてね」
「へえ、ちなみにどんなご想像をなさったので?」
「例のところの書き込みをもとにしました。いいネタを書いている人がいましてね」
「ああ、あそこですか。僕もよくお世話になるんですよ」
《書き込み》という単語が出てきた。
ふぅむ、と当職は茶菓子を頬張りながら考える。
書き込みというのは現代において、インターネッツの掲示板におけるレスを指すことが多々ある。まあ凡人なら知らぬだろうが、ネットに強い当職は知っているのだ。
それではひょっとするとカラニーというのはITに関する言語であるのだろうか。iモードIDなどが関係しているのであろうか?
「Kさん、Kさん」とそのときYくんに声をかけられた。慌てて口の中の茶菓子を飲み下し「なにかね?」と威風堂々たる声で返答する。