405 無名弁護士 2019/04/20(土) 07:19:47.13 ID:4Fb1SNM60
あらすじ
お腹を空かせた高橋嘉之(53)は、たわわに実ったおいしそうな葡萄を見つけた。食べようとして懸命に跳び上がるが、
実はどれも葡萄の木の高い所にあって届かない。何度跳んでも届くことは無く、
高橋嘉之(53)は、怒りと悔しさから「どうせこんな葡萄は酸っぱくてまずいだろう。
誰が食べてやるものか」と負け惜しみの言葉を吐き捨てるように残して去っていった。
解説
自分のものにしたくてたまらないにもかかわらず、努力しても到底かなわない対象である場合、
人はその対象を「価値の無いもの」「自分にふさわしくないもの」と見なそうとし、
それをあきらめの理由として納得し、心の平安を得ようとするものである。
フロイトの心理学では、これを防衛機制および合理化の例とする。また、社会心理学においては、認知的不協和の例とされる。
英語には、この寓話を元に生まれた熟語として "sour grapes" があるが、これは「負け惜しみ」を意味する。