18 - 核撃てば尊師 2013/07/30(火) 22:02:18 ID:n8YO7/ew0
2.日本における兄弟の関係
小さきものが大成することを望む文化(柳田の海神小童とかも適当に引用しておく)
1)日本の記紀神話に見る末子成功譚
・山幸彦と海幸彦
・邇邇芸命
・神武天皇
2)日本における末子相続制(海人における末子相続)
・漁民などの間では末子相続がみられた
・日本の神話の成立には西日本の海人が深く関係
(イザナギ、イザナミが元は淡路島周辺の海人の神話であった説を引用)
・古代日本では鉄の輸入や海運などの関係などから海人が力をもった
3)長子相続の日本史(農耕民(土地分与)と長子相続)
・次第に農耕民の力が強くなっていく(富の根幹を土地、耕作地が成すようになる)
・漁の道具は財産分与し易いが、土地は難しい
→中世日本では土地は分割相続から単独相続になった
4)弟の怨み(説話流布の理由を長子以外の不遇に求める)
・長子以外は歴史を通じて冷遇されてきた
(結婚できない、部屋住みなど)
・末子相続→長子相続への変化の過程で、
長子以外からの恨みつらみや、制度の歪みから末子成功譚が流布された
3.弟は殺されるべくして殺された
1)競争者としての兄弟(戦国期等での長子相続制の揺らぎ)
・長子相続制度は中世に於いてある程度固定化されてきた
・しかし戦国期などに、長子以外が家督や財産を継ぐ例が出てきた
・長子以外を担ぎ上げてクーデターを起こそうとする勢力の存在
→兄弟は内乱の種となる
2)見つけ次第殺せ(殺意を気取られる前に殺す文化)
・室町期から続く「先手必勝」「殺したもん勝ち」の意識
・宣教師オルガンティーノの書簡等を適当に引用
「日本人は怒りや不満を表わす前に部下を殺す。
何故なら部下は嫌疑をかけられると先手を打って主人を殺すからである」
3)やっぱり尊師がナンバーワン(尊師は正しかった)
・弟殺しの説話が広く受け入れられ易い土壌が日本にはあった。
・適当に進歩的サヨクみたいな結論