522 - ムジャーヒド聖戦士 2016/01/28(木) 21:01:40 ID:vPPDe9Ek
「最後の親孝行に」
唐澤被告はこの日、車椅子の父洋を連れて大田区内を観光し、2月1日早朝、同区多摩川河川敷の遊歩道で
「もう生きられんナリ。此処で終わりナリ。」などと言うと、洋は
「そうか、あかんか。貴洋、一緒やで」と答えた。唐澤被告が
「すまんナリ」と謝ると、洋は
「こっちに来い」と呼び、唐澤被告が洋の額にくっつけると、洋は
「貴洋はわしの子や。わしがやったる」と言った。
この言葉を聞いて、唐澤被告は殺害を決意。洋の首を絞めて殺し、
自分もナイフで滅多刺しにして自殺を図った。
冒頭陳述の間、唐澤被告は背筋を伸ばして上を向いていた。身を震わせ、
眼鏡を外して右腕で涙をぬぐう場面もあった。
裁判では検察官が唐澤被告が献身的な介護の末に失職等を経て追い詰められていく過程を供述。
殺害時の2人のやりとりや、
「洋の命を奪ったが、もう一度洋の子に生まれたい」という供述も紹介。
目を赤くした福嶋正大師が言葉を詰まらせ、悪芋も涙をこらえるようにまばたきするなど、法廷は静まり返った。