200 ムジャーヒド聖戦士 2016/02/11(木) 01:15:18 ID:9HBH8Ocs0
>>196
アルメニアにもおったらしいで
http://sumiremainte.jugem.jp/?eid=1060
ドイツ人A.F.L.M.Freiherr.von.Haxthausen の
"Transcaucasia, Sketches of the Nations and
Races between the Black Sea and the Caspian"
trans Taylor, London,1854 . にいわく
ウトミシュ・アルテテム山に366谷あり。
これについてアルメニア人いわく、この国の一窟にむかし
吸血鬼棲み、その名をダクハナヴァールDakhanavarという。
この吸血鬼、きわめて人々がこの山の谷の数を知ることを忌み
山に入る者あれば、必ず夜中その足裏より血を吸って死に
至らしむ。黠智に富める者二人、谷を数えんとて山に入るあり。
日暮れに及び、相謀って互いに両足を頭下に敷いて臥す。
夜半に鬼来たり探るに、人体の両端に頭あって全く足なし。
よって独語すらく、予かってこの山の366谷を巡り人の血を
吸い殺せしこと無数なるも、ニ頭あって足なき人に遭うは
これが始めてなり。と言い終わりて逃げ去り、爾来また見えず。
これより人初めてこの山の谷の数を知れり、と。
ダクハナヴァールなる名も、血を吸って人を殺すことも、
荼吉尼(ダキニ)を飲血者と呼ぶに似たれば、このアルメニアの
奇譚はもとインドの荼吉尼談と同根にいずるものか。