唐澤貴洋「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!」 (105)

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44 - 名無しさん@UVERworld BBS (sage) 2014/07/15(火) 18:27:26 ID:66Ma3bO.

今日は新宿を出て九州・福岡まで長距離夜行するのが私の仕事だ。私はこの会社で10年間バスとして働いている。
最近の長距離移動を労ってか今朝オイルを新調してもらったため非常に調子が良い。だがこの調子のよさに水を差すようになかなか出発しない。
どうやら乗客が一人揃わないらしい。大遅刻の末やっと現れたかと思いきや「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」と皆呆れ顔だ。
私は4列シートである。値段で選んだ客は失敗だったと思うだろう。狭いシートで長距離移動をすると尻が痛むのだ。
ようやく出発しオイル交換の甲斐もあってか私はトラブル無く順調に飛ばすが、突然車内に油の異臭が立ち込める
何事かと思うと先ほどの男が嬉しそうな顔をしてメガマックを頬張っている。彼が口を動かす度に上から食べかすがこぼれる。私は仕事柄慣れているが隣の女性が可哀そうだ。
さらにこの男紙ナプキンを使わず私の窓とシートで指に付いた油を拭いている。せっかく掃除をしてもらったのに出発早々汚れてしまった。
そうこうしているうちにSAに到着。ドアが開けられ、新鮮な空気が舞い込む。例の男も下車した為、私も休息を味わう。
ヤツはまだ満腹でないらしくSA内で食べ歩きをしており、案の上集合時間に遅刻していた。
再びエンジンをかけられ、九州へと出発したのも束の間、異様な悪臭と共に凄まじい声が聞こえてきた!
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
私のバス生史上最低の乗客の奇声が福岡行きの私の中でこだました。