219 - 恒心綜合大学附属高等学校よりお知らせですを 2015/12/28(月) 11:27:49 ID:VnHFE0HU0
SCP-501 知的生命ゴリラ
OC:Euclid
取扱方: SCP-501の個体は現在サイト-334にある大型動物収容房で飼育されます。室内には隠しカメラが設置され、常に監視役が映像を監視し、SCP-501の動向を観察します。またそれはとは別に担当研究員とDクラス職員2名で構成された飼育担当がSCP-501に配備されSCP-501との会話等接触を行う事ができます。
SCP-501の収容房には適切な遊具の他人間の本と言った知的な娯楽品を提供することが望まれます。
SCP-501は人間との言葉によるコミュニケーションを取れる事ができ尚且つ財団職員に友好的ですがもしSCP-501に何らかの異常が見られた場合機動部隊β-555 城島健司によって制圧が行われます。
概要:SCP-501はゴリラの個体です。彼らは見た目こそは普通のゴリラですがその頭脳及び行動、そして精神力は人間と同等あるいはそれ以上とすらも考えられます。
その知的能力の高さから一度はSK-クラスシナリオの恐れからKeter認定され厳重な収容方法による収容が行われてきましたがその後彼らの人類及び財団に対する敵意の無さそして友好的態度からSafeに近いEuclidとして「知力を持ったゴリラ」として収容そして飼育されています。
現在財団には15匹の#ゴリラ#SCP-501が収容され内9匹がオスで残り6匹がメスで構成されています。それぞれSCP-501-1からSCP-501-15とナンバリングがされています。彼らはそれぞれ個性がありますが一貫して冷静で落ち着き知性に溢れた対応ができる点があげられます。
インタビュー記録 501-3 2014/03/15
飼育担当職員である███博士とSCP-501-6による些細な会話の一部を引用
███博士:―――と言う訳なのだよSCP-501-6君
SCP-501-6:どうかSCP-019-JPを許してやってくれ、彼はゴリラなんだ
███博士:それはボノボじゃないか
(些細な笑い声)
SCP-501-6:それもそうだったね博士
(こちらもまた上品な笑いで返すSCP-501-6)
███博士:しかしいくら現実改変能力者がボノボになってしまう世界に住んでるとは言えこんな紳士的な知能を持ったゴリラに出会えるとは予想外でしたよ。
SCP-501-6:元からゴリラは紳士的ですよ博士。
███博士:これは失敬、しかし君たちは何故その知識を手に入れたのだ。
(SCP-501-6、少し表情が暗くなる、博士サイドも触れてはいけない物に触れたと察し機動部隊出動要請の信号を送ろうとする)
SCP-501-6:博士、博士は猿の惑星をご存知ですか。
███博士:勿論だとも、全作品見たさ。
SCP-501-6:実は私たちもまた、あれと同じ様にみら―――――(以下ノイズに塗れ録音終了)
この時███博士はクリアランスレベルが2だったためにAクラスの記憶処理が行われ日本支部のSCP-019-JPの飼育担当に変更。SCP-501-6はBクラスの記憶処理を実行、あくまで処分とはせず。
==要LEVEL3/2000クリアランス==
補遺A スパイス局長の書状
噂はすでに耳にしていると思います。クリアランスレベルにかかわらず皆、喋るゴリラについて知りたいでしょう。「ゴリラが喋るとか猿の惑星か何かか?「いやベルファイアのCMでしょ」「城島健司?」「うちのゴリラ死ね」「███はゴリラ!!」「なんだお前ゴリホーモか?」等々いろいろ言いたい事が出てくるでしょう。
みんなそんだけゴリラが大好きなのは分かっています。しかしこの書状を呼んで同じことが言えるでしょうか。
彼らは今でこそとても友好的で紳士的な知的ゴリラとして財団の下生活しています。しかし彼らは人間以上の知能を持っています。それは幾度もの実験で証明済みです。そんな彼らが支配階級を望まない訳がありません。
彼らは人類がSCP-1000ことビッグフットに対してSK-クラスシナリオを発動させたように彼らもまたSK-クラスシナリオを発動させます。
「発動させるであろう」ではありません「発動させます」のです。
これは確定された未来なのです。彼らは人類や財団の技術を奪い取り平成の世を続かせバナナを貨幣制度に取り入れ帝国を創り上げるのです。そこには産業資本ゴリラや労働ゴリラも存在し正に人間の歴史をなぞる様に彼らは地球を支配するのです。
しかし安心してください、それは遥か未来の話です。
我々は彼らと友好的に接し人類への敵意を向けないようにし遥か未来で起こるであろうSK-クラスシナリオを早くさせないようにするべきです。
そして彼らの本性そして人類の未来を知るためにはSCP-5872の報告書を読んでもらいたい。