262 - 恒心綜合大学附属高等学校よりお知らせですを 2016/01/09(土) 16:21:54 ID:TNF5uGtE0
SCP-81300 世界史上最悪の悪魔 ケレセウェ=チェケヒル
情報保安管理局より:
以下の文書は財団データベース内に2012/██/██に出現したものです。IPアドレスはサイト27より入力されたものであることを示していますが、サイト27の保管記録にはこの異常存在に関連する文書は存在しておらず、担当職員がいた記録も発見されていません。
現在、財団はこの文書内でSCP-81300に指定されている異常存在の痕跡を確認できずにいます。各職員は引き続きこの文書の出自を捜索してください。
Object Class:Keter
取扱方:
(取消:その性質のため、SCP-81300の収容方法は存在しません。財団の監視システムによりSCP-81300の情報を監視し、見つけ次第情報抹消処理を行ってください。これには記憶処理・サイト閉鎖・ログ削除などが含まれます。SCP-81300に関連する物品は回収され、高危険度物品保管庫に保管されます。)
担当職員はネット上にて「████」を面白おかしく揶揄するネットミームを拡散させてください。
概要:
SCP-81300は異常存在を主役とすることで大規模な歴史干渉を行う古文書です。
SCP-81300の主な材質は植物性繊維であり、採取された微小なサンプルは紀元前8000年以上前のものであることを示しています。しかし、SCP-81300はあらゆる物理的損傷に対する異常な耐性を持っているようです。
サンプル採取後、採取した部位が再生しているのが確認されています。インクの材質は有機物質を含んでいること以外に判明はしていません。
不定期的に、SCP-81300はその表面に世界史の主要な出来事に関連する記述を浮かび上がらせます。その歴史干渉の内容にも拘らず、使用される言語は現代英語で一貫しています。
文章の内容は古代文明の興亡や宗教戦争など多岐に渡りますが、そのすべてにおいて「ケレセウェ・チェケヒル(KeReSeWe-TieKeHyR)」(SCP-81300-1に指定)という存在が暗躍していたことを語る点では一貫しています。
記述の出現後、それと対応するように各地域でSCP-81300-1の存在の痕跡が発見されます。
その性質上、SCP-81300-1は宗教的芸術にしばしば姿を見せており、その外見は髪を逆立たせつつも柔和な印象を与える笑顔をした小太りの東洋人男性で一貫しています。
SCP-81300の要約:
前13世紀頃 [編集済]を率い[編集済]に侵入 暗黒時代を招く
0年前後 [編集済]に自らの不死の秘密を教え復活に貢献 [編集済]成立の影の立役者
4世紀 [編集済] 結果[編集済]滅亡の遠因を作る
7世紀頃 [編集済]と邂逅。[編集済]を否定されて激怒し以降、反[編集済]の道を志す
11世紀頃 [編集済]侵略を試みる。以後の[編集済]は全てケレセウェの主導。
13世紀頃 [編集済]を計画。さらに[編集済]から[編集済]への攻勢を強める。
18世紀頃 [編集済]に取り入り酒池肉林の限りを尽くす。[編集済]には逃亡し、以後日本へ渡る。
SCP-81300の裏面に書かれた短詩:
1日目ケレセウェチェケヒルは闇を作り、世界は夜に包まれた
2日目ケレセウェチェケヒルは空を焼いた
3日目ケレセウェチェケヒルは大地を焼き、海が失われた
4日目ケレセウェチェケヒルは太陽と月と星を焼き払った
5日目ケレセウェチェケヒルは魚と鳥を食い滅ぼした
6日目ケレセウェチェケヒルは獣と家畜を貪り、人を犯した
7日目ケレセウェチェケヒルは休んだ