416 エッヂの名無し (L20 O3Fn-68o6) 2025/07/04(金) 22:34:35.816 ID:ZL8tF2NqM
AIに阪神で作ってってお願いした
明日、日本は滅びると言われている。
大阪の街は、かつてのにぎわいを失い、静まり返っていた。そんななか、甲子園球場のグラウンドには2人の姿があった。
阪神タイガース、青柳晃洋投手と岡田彰布監督。
照明も電光掲示板も落ち、風の音だけが響いている。
「最後に、ちょっとだけ投げてもいいですか」
青柳がそう言うと、岡田はキャッチャーミットをはめた。
「ええよ、しゃあないなぁ。お前、やっぱり投げたがりやなあ」
岡田がニヤリと笑う。
ボールが空を切り、ミットに吸い込まれる。
一球、また一球。
二人の間でボールが静かに行き交う。
「俺、ずっとハゲいじられてきたけど…野球してきてよかったです」
青柳がつぶやく。
「しゃーないやんけ、それはもう生まれ持った運命や」
岡田は笑いながら受け止める。
「でも、阪神に来れてよかったです」
「おう。お前はようやった。ほんま、ようやってくれたわ」
ボールが止まり、2人はベンチに腰を下ろした。帽子を取り、空を仰ぐ。
夕日が、甲子園のアルプススタンドをゆっくり赤く染めていく。
「明日、監督はどこにいますか?」
「ワシか? そらもう、ここやがな。最後までタイガースの監督や」
「……そうですか」
そして、世界の終わりの朝。
特に何も起こらず――阪神タイガースは
9回裏 3-2 サヨナラ勝ち。
甲子園には、昨日よりちょっとだけ大きな「六甲おろし」が響き渡った。