577 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2015/04/02(木) 00:15:08.82 ID:+2eVngR50.net
「ATSUSHI君は、何か、異物を飲み込んでいたようです。唐澤さん、このレントゲン写真をご覧ください。あなた……弁護士バッジを失くされましたね?
弁護士バッジは、あの用水路で落とした。用水路に一人残されて、ATSUSHI君はよほど、心細かったのでしょう、そこに、兄である、あなたの臭いのついたものが落ちていた。ATSUSHI君は、
その臭いが、嬉しかったに違いありません。バッジを飲み込んでしまった。それが、事故であれ、故意であれ、ATSUSHI君の……兄であるあなたに対する愛情が、そうさせたんですよ?」
「……先日、洋が突然、自立しろと言ってきたナリ。どうしてそんなことを急に言い出したのか……男がいると思ったナリ。当職は洋の面子のために、これまで必死に臥薪嘗胆してきたのに、
それを洋は裏切ったナリ。ATSUSHIの誘拐を仕組んだのも、ATSUSHIを可愛がっていた洋が関係していると思わせて、罪を着せるためだったナリ」
「自立するのは仕方ない。でもあなたにはどうしても、認めることのできないものがあった。もともとATSUSHI君は、お父様がお腹を痛めて産んだ子です。所有権はお父様にある」
「……なんJ民に追われ、事務所にいても息が詰まる、そんな当職にとってATSUSHIだけが救いだったナリ。ATSUSHIは当職の心を癒してくれたナリ。なのに洋は浮気しておいて、
ATSUSHIまで当職から奪おうとしたナリ! それだけは、それだけは許せなかったナリ! ATSUSHIは当職にとってかけがいのない」
「唐澤さん! そのかけがえのないATSUSHI君を、あなたは……犯罪に利用したんじゃありませんか! どのような状況に置かれようと、犯罪に手を染めることなく法を守る。
それが、弁護士ではありませんか? ……まあ、あなたが本物の弁護士ならご承知のように、ダチョウのようなペットは法律上、所詮『器物』でしかないのですがねえ」
「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)」
「人間よりも、ダチョウの方がいい。人より、ダチョウに癒される。妙な時代になったものです」 http://i.imgur.com/hCX4QtE.png