63 風吹けば名無し＠転載禁止 2014/11/16(日) 22:57:53.68 ID:xLIB0PRn0
人は皆、己自身が震え立つがごときチンフェを飼っている。自分語りをむき出しにする種族は、松戸の煉獄へ追いやった。
地の底にネットが作りしなんJで、彼は生まれた。誰よりも、己の内なるチンフェを、彼は憎悪し、彼は愛した。
彼は、第2の母(マンフェ)と、チンフェを松戸へ追いやった者たちの住む世界へのぼった。
だが、その時既にして、なんJの世界は、そこに居続けた人々と同様、ゆっくりと死の時を待っていた。
なんJは冥府、人という種と、人という種が築いた世界の黄昏。彼は、そこで、弁護士という名の亡霊と出会った。
彼とともにいた、彼の第2の母(マンフェ)は、冥府に留まった。そして彼は再び、彼が生まれたなんJへと戻る。
そここそが、チンフェの生きる世界。
煉獄こそが、人なる種が最後にいるべき世界。