288 風吹けば名無し@転載禁止 転載ダメ©2ch.net (ageteyon) 2015/03/08(日) 08:36:25.16 ID:HOtPR4Lo0
「つまり私は坊ノ岬沖で沈んだ後、陽炎の言う艦娘とやらに転生した、と。」
「そういう事。物分りが良くて助かるわ。さすが私の妹ね。」
「にわかには信じられないが…」
「信じようが信じまいがこれは現実よ。」
陽炎の話から何となく事情は飲み込めた。今度の敵はアメリカでは無く深海棲艦とかいう連中だという事、そして今アメリカとは味方同士だという事を聞いて少し複雑になったが日本を守るために戦うという点では昔も今も変わらない。これだけ分かればひとまずは十分だ。
「今は2014年…か。1945年からタイムスリップして来たみたいだ。浦島太郎の気分が良く分かる。」
「言えて妙ね。ただ浦島太郎と違うのは家族や仲間達がしっかり存在しているって事よ。私はちょっとここのボスの司令を呼んでくるからちょっと待ってて。」
そう言って陽炎は医務室から出て行ってしまった。浜風はベッドから起き上がり少し体を動かす。まともに立てるかどうかすら不安だったが、まだ違和感はあるものの体はしっかりと動かせる。