に、に、にいさん (13)

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3 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2014/04/18(金) 22:35:59 ID:4YBIBESY

貴洋には何が起きたかわからなかったが、あの時から父は変わってしまった。もしかすると。貴洋は朦朧とした意識の中思う。あの時、ジュニアアイドルでしこって無ければ、こんなことにはならなかったかもしれない。
貴洋はいまだシコリ続ける弟、その向こう側から近づいてくる影を眺めた。影は白いもみあげを揺らしながら、貴洋のうなじに顔を寄せた。
「どうだ、【デリュデリュドリンク】の味は」
父の声が耳を打った。こみ上げる喜びをこらえる様に喉を鳴らしながら、父の声が続ける。
「ただの子供でさえこの有様だ、しかも試作品でこれだからな」
厚史の、竿をしごく音が聞こえてくる。厚史は何かを飲まされたらしい。素直な厚史は、最後まで父を信じていたのだ。
「遺伝子の近い大人が服用すれば、効果は正しく作用するはずだ」
竿を擦る水音が、大きくなっている。厚史が近づいてくる。当職を、また。
「もうワシをソチンだなんてバカにする奴はいなくなるんじゃ!うおおおおおおお」
洋の雄叫び。同時に、貴洋の吊るされた足、その太ももを誰かの手の平がワシづかみにする。貴洋は息をのんだ。厚史が、また。また当職をメチャクチャにしようとしている。
そうして身を硬くする貴洋の尻に、予想とは違った感触のものが触れた。サラサラとした、指先でほどけるような繊維質のもの。
それは厚史の頭だった。頭のてっぺんを、厚史が尻に向かってゴツゴツとぶつけているのだ。亀頭と自頭の違いがわからなくなっているのかもしれない。今の弟のフェイスはチンコとなって、入り口を探る様に円を描きながら頭突きを繰り返している。そして亀頭の先からカウパーを吐き出す様に、口元からよだれを吐き出しながら、ふと、めり込んだ。
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!
貴洋の喉から、声なき声がほとばしる。どこにそんな力が残っていたのかと思うほど、貴洋は猛烈に体をよじらせる。何処か遠くに行ってしまった肛門が、リアルタイムで巨大な異物感のみを伝えてくる。尻を急激に拡張される感覚に急速で置いていかれた貴洋はただがむしゃらに叫び声をあげる。
何かがプチプチと切れる音とともに、相葉雅紀似の顔がめり込んでいく。真っ赤な鮮血に絡みながら、水嶋ヒロ似の顔が肉をかき分けて行く。腸壁をえぐり糞にまみれながら、ジャンヌダルクのヤス似の顔が潜り混んで行く。
あまりの異物感に、貴洋はえづき、そして吐き出した。洋はそんな貴洋を見て嬉しそうにつぶやく。
「お前の中には今何が入っているのかいってみろ」
髪の毛を掴まれ無理やりに上げさせられた顔を吐瀉物で汚しながら貴洋は息も絶え絶えに叫ぶ。
「私の中にはいつも弟がいます!私の中にはいつも弟がいます!」
そしてすぼんだ肛門、その中心から勢いよく飛び出した弟はすでに動かなくなっており、その顔は堂本光一に似ていたという。