6 - 6/7 2021/12/20(月) 19:05:09.22 ID:yG1tUt1H0
しかし前述の通り、このアウロリというシゲキにも飽きてしまった。
どうにかして『アタラシイシゲキ』を手に入れないと、病む。完全に病む。
普通の人間は、どうやってこの欲望を解消しているのだろう。
ただ漫然と時間ばかりが過ぎていく現代。シゲキはありふれているわけではない。
現に当職は今、それが足りずに困窮しているのだから。
ではどうすればそれが手に入る?
考えてみれば、当職はただそのきっかけを与えられているだけだった。
最初のY君はもとより、二人目のY君も知り合ったきっかけはは仕事を共にしたからだった。
無能女流作家SもY君によるアドバイスの賜物だったし、アウロリ動画も当職に執拗に攻撃をしてくるサイバー芋のおかげで出くわすことができたのだ。
当職は、所詮当職自身では何も成し遂げられないのだ。
成し遂げられたことと言えば、弟の一件がまだ解決の目を見ていないことぐらいである。
このやり場のないもやもやした心を癒しにやってきた公園で、周りにいる家族連れを見て、当職はにわかに諒解した。
子共の一挙手一投足を見つめる親の顔。みな、一様に笑顔だ。
そうか。
子共だ。子共こそが『アタラシイシゲキ』なんだ。
(当職のアウロリ趣味も、当たらずといえども遠からずだったのだ。)
支え合えるパートナー、自分の遺伝子、そして産まれた新しい人生。
人間それぞれの生きた証。
それこそが人類をここまで維持、成長させてきた不可視のエネルギーであり、人類の繁栄を約束する手形なのだ。
喜怒哀楽をシゲキしてくれるのは子共という存在そのものだったのだ。
当職はこの天啓にしばし呆然とし、やがて当職の当職自身が小さく勃起していることに気が付いた。
当職も子共を手に入れたい。
いや、手に入れなければならない。
誘拐や拉致、略取という方法によらず、子共を手に入れる方法……。
当職は小さなひらめきと大きな確信を胸に公園を後にした。