6 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2022/02/17(木) 14:47:57.83 ID:XSs1s+6/0
唐澤貴洋は驚いたようであった。
接吻する主がまさか自分だとは思っていないようであった。
法律事務所クロスに入ってからは司法研修時のようにお漏らしするのは我慢していたので、唐澤貴洋の目には真面目な弁護士像が映っていたはずであったのだ。
「ちょっと、何ナリか?ここはどこナリか?」
余計な詮索は入れさせない。
唐澤貴洋には純粋に快感を獲得させてやらねばと思っていたからである。
僕は親父のようにまだうまくは出来ないのだが、親父のように相手に快感の余韻を残してあげられるような、綺麗で美しいセックスをしようと思ったのだ。
身動きのできない唐澤貴洋をよそにデリバリ作業を1個ずつこなす。
僕も唐澤貴洋もイッた。最高の快感だ。ぶっちぎりの快感だ。僕は大満足だった。
唐澤貴洋は初めての経験であったこともあり、自分の現状を把握しきれていないようであった。
「気持ちよかったですか?」と尋ねてみた。
アルコールがまだ残っているのは意識はぼうっとしており、返事はない。
顔は怒っていないようだからきっと気持ちよかったのであろう。そう信じたい。
僕はあまりの快感に我慢しきれず第2回、第3回もヤってしまった。
今思えば初心者には少々酷だったかもしれないのだが。
あの夜ホテルで過ごした1夜は、僕にとっても唐澤貴洋にとっても忘れることのできないディープな時間であったのだ。
翌日、目覚めたのは夕方であった。携帯電話に1通のメールが届いている。
それは唐澤貴洋本人からであった。
昨日あんなことをしたのだからクビにされてもおかしくないはずである。
恐る恐る中を見ると、どうやらただの来年のスケジュールを送信したようであった。
ひとまずクビではなかったと安心した瞬間、次のメールが届いた。
またしても宛先は唐澤貴洋から。
中には「昨日打ち上げの場で寝てしまったようで大変申し訳ないナリ。
仕事中はあんなみっともないことをしたことがないから驚かせてしまったかもしれない。」
といった打ち上げで寝てしまったことへの謝罪文であった。
大したないようじゃないかと思っていたのだが、最後の1文には昨日見た夢の話が書いてあった。
それはまさしくあの出来事についてだった。
どうやら昨日寝てからのことは全部夢だと思っているようであった。
僕は少し悔しい気持ちになる。
「来年は一皮むいて仕事をしようと思いますのでよろしくお願いしまふ。」
これは謝罪文の最後の書き込みなのだが、僕はまだまだ唐澤貴洋の化けの皮を完全に剥ぐことはできなかったようであった。
昏睡レイプではなく、彼に本当のセックスを教えるための道程はまだまだ長い。
絶望ではなく、これは寧ろ今後も唐澤貴洋とセックスができる口実になることを僕は悟った。