1 - lowopedia.pagebullet.com@一般別荘保有者 ★ 2022/04/16(土) 23:18:07.04 ID:WF+kcnrW0
阿部家は代々クマノミが人間に化けた一族という言い伝えがあった。
地元では阿部家のクマノミ伝説は有名で、学校ではそれを原因にいじられて嫌な思いをしたことがあった。
言い伝えは所詮は言い伝えに過ぎず、江戸時代から続く由緒あるこの阿部家でクマノミとなった者は誰一人いない。
私自身もクマノミになるなど端から思ってもいなかったし、母も父もその上の祖母・祖父も言い伝えを信じるはずがなかった。
私は1972年の6月に誕生した。
母や父は普通の人間だったので私も普通の人間として生まれた。
ただ1点特異な点があるとすれば、生まれてから数十年の間は男であったということくらいだ。
男としての私は「阿部通夫」らしかった。
男である時の私の記憶は次第に薄れているようだ。
女になったからなのか、或いは単に年齢のせいなのかは分からない。
知る由もない。
私は2011年に司法試験に合格し、晴れて弁護士となった。
その後2013年の11月に今は亡き恒心綜合法律事務所という所へ左遷された。
前の事務所で散々いじめられた挙句泣く泣く独立した頼りない弁護士が代表を勤めているということもあり、嘗ての職場環境は劣悪だった。
今は時間になれば誰かが餌をくれる何一つ不便のない快適な生活を満喫しているので、思い出すのも嫌なくらいだ。
早く記憶が消えてしまえばいいのに。
親のすねかじりデブが鼻息をフンフンしながらやる気のない態度でパカパカ業務する姿は実に見苦しい。
私が大きく変わってしまったのもこのデブが原因であるのは間違いない。
最悪なのはこのデブは親の権力を使って私に何度も性的関係を要求してくる。
当時の私はまだ男であるから恐らくホモなのであろう。
事務所が2人なら私に何でもできると勘違いしているらしかった。
今ならセクハラで訴えれば即懲戒できそうなのだが、なぜか仕事はできない癖に自分の地位を脅かそうとする他人には人一倍敏感だった。