残暑見舞い 〜ドバイにて (5)

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2 - 名前が出りゅ!出りゅよ! 2022/08/08(月) 17:05:50.43 ID:uoL90gV00

ななののは別れを惜しむたかひろに一旦背を向けた。しかし振り返って悪魔の言葉を囁いた。
「でもドバイに来た意味をたかひろが作ってくれるならもう少しここにいようかな」
「そんなこと当職にはできないナリ……」
「今ここで作ればいいんじゃない?」
「どういう意味ナリか?」
たかひろが言い終わらないうちにななののはたかひろのスラックスに手を掛けた。
それからは早かった。
気付けばたかひろは丸裸にされていた。普通なら恥ずかしがるところだが、普段からY岡とセックスをしてこういったシチュエーションに慣れているたかひろは無意識にななののに尻を向けて四つん這いになった。
「やる気満々じゃん。やられる気か」
高らかに笑うななののはたかひろとは反対に何も脱いでいなかった。
それどころかリュックをゴソゴソと漁り、肌色の何かを取り出した。それを腰につけて嬉しそうにこちらに向かってくる。その姿はまるで……。いや、ななののさんは女性だ。そんなはずない。
右手にはオレンジ色の蓋をつけた容器を持っている。たかひろの視線に気付いたのか、ななののは聞いた。
「これ?なんだか分かる?」
「……ピエトロドレッシングナリ」
「ドレッシング?」
「ななののさんは当職を食べるつもりナリ」
「あー……童貞クンは見たことないかー」
ななののは右手のそれをじっと見つめて
「まあ食べることには変わりないんだけど」
と笑った。
「これ成田で引っかかっちゃってね。保安検査員の目の前で飲んだからなんとか通ったよ」
ローションって飲めるんだ……44年間知らなかった。