677 - 堤防の砂 (L16-22de1280bb2a2f821984c54baabda37e) (ワッチョイW pPfP-QddU) 2023/09/20(水) 20:56:55.09 ID:lFk6PE1V0
アグネスタキオンはよく狂気のマッドサイエンティストとかトレーナーを光らせる奇妙なキャラだと言われる。
確かに彼女はそういった奇行が目立つ。しかし、タキオン自身はウマ娘の可能性の果て、その先を目指すことを
使命にしていて、奇妙な行動で目を惹こうとしているわけではない。あくまでも好奇心に忠実なだけである。
その使命を果たすためにいくつかのプランを準備していたことは知っているだろうか。
一つは自分自身の肉体で限界を超克する「プランA」、もう一つは自身の肉体の限界を悟り、信頼できる人に夢を託
「プランB」。タキオンの体は小型ボートにジェットエンジンを搭載しているような、極めて不安定な状態にあって
これをいかに克服するかずっとタキオン一人でずっと足掻いてきた。だからこそ彼女は二つのプランを考えて、"もしも"の時に自分の使命を託すことすら考えていた。ある意味タキオンというキャラクター性の発露であるし、とてもロジカルな所でもある。
私はそういう所に強く惹かれた。アグネスタキオンはこの重大な秘密をトレーナー君にずっと黙っていて、ようやく話すのはクラシックの菊花賞後。そこからどういった選択をしていくのかは確かめてみて欲しい。
そして、たとえプランBを選んだとしても彼女は諦めきれず、感情という鍵を手に皐月賞後の"休養"から長い時間をかけて復活を遂げる。
アグネスタキオンというキャラクターはとてもロジカルだが泥臭い、そういうギャップを持っているんだと知ってほしい。