1 一般職員 2016/03/17(木) 02:39:42 ID:aRFOdX5I
時は嘉永、処は浦賀、黒もみ船四杯を率いて、米利堅という国より到りし毛唐、幕府に対し開国せよと脅し候。江戸の町、すぐさま混乱に陥る。
虎ノ門に居を構える澤貴洋と名乗る浪士、老中籾代洋(もみしろひろし)に我の超越神力を以て、幕府の悩みの種を追い払ってみせようと申せり。
又この男、見事毛唐を打ち破った暁には鷹、丑という二人の吉原の遊女を褒美として貰うことを要求せし。老中、これを了承し、澤を黒船へと遣わし候。
船へと乗り込んだ澤、艦長のペリイに我は日本人なり、御主らの様な野蛮な毛唐とは違うと豪語せん。ペリイ、これに怒りて澤を銃殺後撲殺、部下の水兵に大砲を40298発江戸へ打ち込むよう命じん。
艦上の皆の注目が大砲に集まる中、澤はひとり厠に向かい、肛門より腹の中の糞を全て出さん。
たちまち黒船、糞の重みにて水の底へと、残った三杯もろども巻き込んで沈みゆく。しかし澤、沈み行く船より出る術頭になく、船とともに水の底へ向かい溺れ死ぬ。
澤の英雄譚、江戸は五反田の相雄寺に、貴洋尊師之像と共に伝わるもの也。相雄寺、今も七月四日に澤を讃えんとし、恒心祭にて彼を奉り候。
尚、遊女の丑、客と幼女との床入りを斡旋したとの罪により御用、後に名を蛆と改められ、島流しとなり候。