4 野に咲く名無し@転載禁止 2025/12/07 (日) 20:54:44.112 ID:0cnK37JG8主
まさか、こんなときに校長の方針が役に立つとは…。僕は腕をつかんでいた1人に足払いをかけ、わざと路上へ頭を強打するように転がした。普段は柔道着の襟を持ってあげるのでダメージは少ないが、いざというときは襟は掴まないで投げる。3年の蓄積は、素人を転ばせるくらいは簡単にできた。
とにかく、怖くなって一目散に走った。なぜなら、捕まったら拉致されたうえに殺されると思ったからだ。1人の男がすごいスピードで追いかけてくる。
「おい、〇〇待てよ!」
このとき、おかしいと思った。こんな緊急時に「待て」と言われて待ってあげる人間がいるのだろうか?こんなことを考える暇があるってことは、こっちはまだ冷静で余裕が残っている。僕は心の中で何度も「落ち着け。お前なら勝てる」と自分を励ました。
「もう、やるしかない。やって俺が傷害事件で逮捕されれば、彼らの行為も社会問題になる」