AIに虚構新聞風記事書かせたんだけどそこそこおもしろい (1)

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1 野に咲く名無し@転載禁止 (9312889d) 2025/12/09 (火) 23:48:53.871 ID:Zj6WlJ0sS主

雑な部分もあるけど


「移民政策は感情である」。そう語ったドイツ政治家ジェム・オズデミル氏の言葉が、なぜか日本で独り歩きし、「だったら外国人政策も“その日の気分”でいいのではないか」という誤読を生んだ――。
2025年7月の参院選では、この「感情としての外国人政策」が一部政党によりフル活用され、日本政治はついに「データよりバズ」「統計よりエモ」が公式ルールとして採用されつつある。

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## 参院選、「日本人ファースト」から「日本人の感情ファースト」へ進化

 第27回参院選では、外国人政策が主要争点の一つとなった。
 といっても、議論されたのは入管法でも共生政策でもなく、「なんか最近、外国人多くない?」という、きわめて感覚的なテーマだった。

 ある新興政党は、外国人政策を次の三本柱に整理して公約に掲げた。

1. 「なんか不安」な気持ちの可視化
2. 「なんか嫌だ」という直感の尊重
3. 「なんか外国人のせいな気がする」という雑な因果関係の国政への反映

 党関係者は、「これまでの政治は事実やデータに縛られてきたが、我々はついに“気分の時代”を切り開いた」と胸を張る。
 一方、選挙後に有権者を対象に行った調査では、「そこまで言った覚えはない」という回答が多数を占めた。

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## 「移民はいないが外国人はいる」 政府、概念の高度な分離に成功

 90年の入管法改正以降、日本の中長期在留外国人は約377万人、人口の約3%にまで増加した。
 しかし政府は一貫して「これは移民政策ではない」と強調し続けてきた。

 ある政府高官は匿名を条件にこう語る。

 「『移民』という単語を使わなければ、それは移民政策ではない。
 日本語の持つ“言霊パッチ”を利用した高度な法技術だ」

 この「言葉を避ければ現実も避けられる」方式は、すでに他分野にも応用されている。

- 「緊縮財政」と言わずに「歳出改革」と呼ぶ
- 「増税」と言わずに「負担のお願い」と呼ぶ
- 「ブラック企業」と言わずに「やりがいのある職場」と呼ぶ

 言語学者は、「ここまで来ると、もはや政策というより“呪術”の領域」と評する。

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## オーバーツーリズム、「疑似鎖国」から「疑似植民地」へ

 コロナ禍での「疑似鎖国」を経て、2024年には訪日外国人観光客数が3700万人近くまで急回復した。
 だが受け入れ体制の整備は追いつかず、全国各地で混乱が起きている。

 京都・産寧坂では、観光客の増加に伴い、住民の生活動線が圧迫された。
 地元自治体は当初、対策として観光客向けの注意看板を多言語で掲示したが、次第に文言がエスカレートしていった。

2023年:「静かに歩きましょう」
2024年:「ここは生活道路です。ご配慮ください」
2025年:「この坂はインスタ映えスポットではなく、普通の坂です」

 現在検討中の新看板案には、「外国人観光客の皆さまへ:ここに住民がいることを想像してみてください(※難しい場合はVR体験コーナーへ)」といった文言も含まれているという。

 観光庁担当者は、「経済効果は歓迎だが、住民から『家賃は外国人観光客に払ってほしい』との声も上がっている」と複雑な心境を明かす。

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## SNS発「外国人デマ」、事実より“物語”が支持される時代へ

 選挙期間中、SNS上では外国人に関する真偽不明情報が大量に拡散した。

 代表的な投稿タイトル:

- 「【拡散希望】外国人だけ消費税0%の秘密会議を官邸で発見」
- 「知らないと損! 外国人が健康保険で毎日マッサージ受けてるってマジ?」
- 「日本人だけ残業、有給、税金フルコンボのお知らせ」

 いずれも、公的統計や制度説明とまったく一致しない“創作”だったが、事実よりも「スカッとする物語」が優先される環境では、ファクトチェック記事はほとんど読まれなかった。

 メディア関係者は、「丁寧に検証した記事より、1枚の雑コラ画像の方が影響力を持つ時代。
 民主主義は“画像編集スキル選手権”の様相を呈している」と肩を落とす。

 選挙終盤、主要メディアもようやくファクトチェックに乗り出したが、SNSユーザーの反応は冷淡だった。

- 「事実を突きつけるのは、俺の直感への攻撃」
- 「データを出されたら負けた気がするから見ない」

 政治心理学者は、「“説得”はもはや機能しておらず、残っているのは“推し活”だけ」と指摘する。

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## 経済不安のはけ口としての「外国人」 責任転嫁インフレ進行中

 物価高、円安、賃金停滞、社会保険料の増加…。
 2020年代以降の日本経済は、一般市民にとって「バッドニュース・定期配信サービス」と化した。

 このタイミングで、ある政党が掲げたのが「日本人ファースト」だった。
 ただし中身をよく読むと、政策の8割は「外国人のせい」という構図に依存していた。

- 物価高 → 「外国人観光客が買い占めてるから」
- 賃金が上がらない → 「外国人労働者が安く働くから」
- 社会保障が厳しい → 「外国人が大量に使っているから(※統計なし)」
- 治安が悪化した気がする → 「なんか外国人多いから」

 経済学者は、「実際の要因は為替、国際情勢、長年の政策の積み重ねだが、それを全部説明するより、『外国人のせい』と言った方が30倍くらい分かりやすい」と分析する。

 有権者の一人は、「本当かどうかは分からないが、スッとした」と語った。

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## 「包括的移民政策」議論、ついに“言葉の壁”に敗北

 外国人受け入れが進むなか、専門家や自治体からは「包括的移民政策の必要性」が繰り返し提案されてきた。
 しかし、中央政府はこれを事実上スルーし続けている。

 理由を官僚に尋ねると、次のような回答が返ってきた。

 「『移民』という字面がとにかく重い。“民”が“移る”と書くから、国民が逃げていきそうで不吉だ。
 もっと柔らかい漢字に変えてくれれば前向きに検討したい」

 そこで有識者会議では、以下のような名称案も議論された。

- 「なじみ政策」
- 「ご近所さん政策」
- 「多文化おすそわけ戦略」

 結局、誰も責任を取りたくないため、「とりあえず入管庁が毎年PDFを増やす方向で」という暫定対応が続いている。

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## 「察しろ」に限界 日本、ついに“説明する国”への転職を迫られる

 外国人との共生をめぐる議論では、「日本独自のルールを外国人が守らない」という不満の声も多い。
 しかし、その多くは口頭でも文字でも説明されたことのない“空気”ベースの規範だった。

 ある自治体職員は、観光客向けマナー啓発プロジェクトの会議で、上司からこう指示されたという。

 「日本人なら誰でも分かっている“常識”を、外国人にもちゃんと理解してもらえるように、
 分かりやすく、具体的に、論理的に、英語で説明してほしい」

 会議室は一瞬で静まり返り、「そもそも自分が何を“常識”と思っているのか分からない」という、存在論レベルの戸惑いが広がった。

 文化人類学者は、「『察してほしい』と『説明したくない』が長年タッグを組んできた結果、いざ説明しようとすると、自国文化の仕様書がどこにも存在しないことが露呈した」と分析する。

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## 新設検討「感情庁」 政策決定を“気持ちベース”に一本化へ

 こうした混乱を受け、政府内では新たな官庁「感情庁(仮称)」の設置構想が浮上しているという。

 構想によると、感情庁は次のような役割を担う。

- 世論調査、SNSトレンド、街頭インタビューをAIで解析し、「国民感情指数」を算出
- 事実や統計と合わない場合でも、「でもみんなそう思っているから」という理由で政策修正を提案
- 外国人政策について、「実際に増えているかどうか」ではなく、「増えている気がするかどうか」を重視

 関係者は、「データに基づく政策立案(EBPM)から、感情に基づく政策立案(FBPM:Feeling Based Policy Making)へと、時代は移りつつある」と胸を張る。

 ただし財務省は、「感情にはいくらでも予算を要求できるので危険」と慎重姿勢を崩していない。

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## 向き合うべきは「外国人」ではなく「日本のメンタル」

 専門家の間では、「外国人との共生とは、日本人自身が自分のルール・文化・不安を言語化するプロセスだ」という見方が広がっている。

 社会心理学者は次のように指摘する。

 「今、日本社会が本当に直面しているのは、移民問題というより“自己紹介できない問題”だ。
 自分が何を大事にしているのか、何が怖いのか、何を変えたくないのか――
 それを言葉にできないまま、『とりあえず外国人のせい』にしている状態が続いている」

 同氏はさらにこう続ける。

 「感情としての外国人政策が悪いわけではない。
 ただ、その感情が“何に対する不安なのか”を自分で理解していないまま、投票用紙にぶつけても、
 当選するのは、だいたい『一番うまく怒ってみせてくれる人』だけだ」

 2025年夏、日本はようやく気付いたのかもしれない。
 向き合うべき相手は、実は日本に住む外国人ではなく、自分たち自身のメンタルと情報リテラシーだった、という事実に。

 しかし、その不都合な事実を受け入れるかどうかもまた、「感情」で決まるのである。