1 野に咲く名無し@転載禁止 (553dab8f) 2024/01/12 (金) 00:16:39.453 ID:35drb0C4J
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かつて繰り広げられた「蝉の声論争」
この蝉の声とは、いったい何ゼミの声なのか? かつて文人たちの間で論争が起きました。
歌人の斎藤茂吉はアブラゼミであると主張し、夏目漱石門下で文芸評論家の小宮豊隆はニイニイゼミだと反論したのです。茂吉は実地調査の結果、立石寺でアブラゼミが鳴くのは7月13日以降と分かり、持論を撤回して結論はニイニイゼミということになりました。
茂吉の次男で小説家の北杜夫は、著書の中で次のように書いています。
「おそらく茂吉氏は、豊隆氏からニイニイゼミと指摘されたとき、内心シマッタとも思ったのではあるまいか。しかし生来の負けずぎらいが、手間ひまをかけた蝉の調査となって現れたのかもしれない。調査しているうちに昂奮がさめてきて、自分の論拠が主観的でありすぎたことに気づいたものであろう」