17世紀の英国で流行した爪、毛、尿が詰まった「魔女の瓶」 (5)

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4 野に咲く名無し@転載禁止 2024/10/06 (日) 09:21:21.778 ID:5GNb8mx89主

 魔女の瓶がどのように使われていたかについては、『The Astrological Practice of Physick』(1671年)や『Saducismus Triumphatus』(1681年)など、当時の文献でも説明されている。例えば、イングランドのサフォークに住む女性が、治療師から魔女の瓶を処方されたという記述がある。

 治療師は女性の夫に「あなたの妻の尿を、釘、ピン、針と一緒に瓶に入れ、コルクで蓋をし、土に埋めなさい」と指示した。夫がこれを実行すると女性は回復し始めた。

 ところがしばらくすると、別の女性が悲しみに暮れながらやってきて、この処置のせいで自分の夫が死んだと訴えた。この妻は、夫は魔術師で、病気だった女性に呪いをかけていたのだと信じていた。

 このエピソードは、魔女の瓶が持つ力を当時の人々がいかに強く信じていたかを示している。

 ホウルブルック氏によると、曲げられたピン、破片、骨、尿といった奇妙な瓶の中身は、17世紀の医療に欠かせなかった「類感呪術」に基づいているという。これらの品は、被害者と魔女の両方を象徴的として瓶に結びつけ、瓶に起こることは何でも魔女に起こると信じられていた。

 呪いを解きたい思いがあまりに強すぎて、瓶を火にかけて中身を沸騰させ、爆発させてしまったという話もある。また、折り曲げたピンのように鋭利なものが入れられたのは、呪いをかけた相手に痛みが与えられるよう願ってのことだった。