14 野に咲く名無し@転載禁止 2024/10/08 (火) 01:06:15.257 ID:x0ts2U412
金糸雀(きんしじゃく・キムシジャン) 生没年未詳
宋代初期遼東(当時は遼の支配下)の人。婁然(ろうぜん)の次女。
母は高麗人で、それが婁然に離縁されて以降そちらの姓を名乗る。
成人して後は曹狄密(そうてきみつ)に仕えた。
婁然の七人の娘はそれぞれ常人離れした才を持っていたが、彼女は特に音曲の才に優れており
その胡弓の魔性の音色は、一軍を壊滅させ、堅牢な城壁を崩したほどという逸話もある。
また策略家としての才も群を抜いており神の如き深謀から、卑劣な詭計まで使いこなした。
しかし、自らの才に溺れる所があったらしくしばしば詰めの甘さを露呈し
大失態を演じることもこともあったという。
婁然の七人の娘は長じて後、主君を違え相争うことになるのだが、
その威名ははるか倭国まで轟き講談や民謡など様々な形で語り伝えられた。
それらを大成したものが明代に編まれた『婁然銘伝(ろうぜんめいでん)』である。